いまやジャパニーズウイスキーをト」。数々の名だたる賞を受賞し、多くの人々を魅了しています。ジャパニーズウイスキーのパイオニア的存在となったベンチャーウイスキー代が、「イチローズモルト」誕生の裏にしていた冬の時代、肥土氏は、父が営む酒造会社の長期熟成のウイスキー原酒の在庫廃棄を余儀なくされました。長年培ってきた原酒を「見捨てずに守りたい!」その一心で、酒の廃棄は業界の損失」という言葉代表する存在の「イチローズモル表取締役社長の肥土伊知郎氏ですは多くの苦難と試練がありました。を設立。支援者からの「熟成した原2004年にベンチャーウイスキー身で築き上げたウイスキーを未来のました。名の由来は、自身の名を取り、「イチローズモルト」とし、未来へつなぐ想いを銘柄に込めました。スキーの味を評価してくれるバーテンダーを訪ね延べ2000軒を巡り、夢を語りました。そんな未来へのズモルト」は、2006年にイギリスりに、わずか数年で世界が認める日本を代表するクラフトウイスキーブランドへ成長を遂げたのです。とから、荒川の軟水の水質の良さとりに適していると、秩父蒸溜所を構えました。秩父蒸溜所の特徴でもあ 2年の歳月をかけ、肥土氏はウイるミズナラ■の発酵槽は、乳酸菌と素が、奥ゆかしく上品さを纏った仕上がりに進化します。 この度、JAL限定でリリースされた「イチローズモルト秩父シングルモルトは、秩父蒸溜所の熟成■より厳選された異なる約10種の原酒をブレンドした贅沢な逸品。伝統的な味わいを残しつつ、スモーキーさも引き立ち、性が見事に調和しています。 「JALのラウンジでこれから始まる旅を想う人を想像しながら、旅味わいに仕上がった」と肥土氏。時良さをウイスキーを通して感じてもらえたら」と、世界各国で楽しんでほしいと期待を込めています。ます。夢は、秩父蒸溜所の30年物のウイスキーを味わうこと。「ウイスキーるのが楽しい」と語る目には、ウイスキー造りへの熱い想いが宿り続けています。いまや日本のクラフトウイスキー界の唯一無二の存在。世界から酵母の働きを活性化させ複雑かつ絶妙なバランスと上質な個の高揚感をイメージした印象に残るの流れを楽しみ、ゆっくりとお好みで嗜んでとのこと。さらに「日本の秩父蒸溜所でのウイスキー造り2万■を超える原酒が時を重ねていの熟成年数にあわせて未来を想像すの期待はますます高まるばかりです。は16年目を迎えました。貯蔵庫には JALEXCLUSIVE 2024」3 スコットランドの老舗メーカーから取り寄せたポットスチル。1 世界的にも珍しいミズナラの木で造られた発酵槽が並ぶ秩父蒸溜所。2 ミズナラの木の発酵槽にすみ着いた優良な乳酸菌の働きが、良い酒質を生み出しています。4 貯蔵庫には約25,000樽もの原酒が熟成を重ねています。全てをテイスティングし、味や香りを覚え込みます。人生をかけたウイスキー造りJALで旅する幸福感を表現年代ものを味わうその日まで日本のウイスキーの人気が低迷が胸を突き、「父の原酒をキーに、自財産として世に送り出す」と決意し熱意が業界の評判を呼び、「イチローの専門誌のジャパニーズウイスキー部門で最高得点を獲得したのを皮切肥土氏の地元でもある秩父は、江 4321戸時代から続く造り酒屋もあったこ寒暖差ある自然環境がウイスキー造の要、"和"日本人最年少で受賞し殿堂入りした肥土氏。JALでの旅をイメージし誕生した、英国の専門誌『ウイスキーマガジン』が認定する「Hall Of Fame」を珠玉のウイスキーにかける、胸に秘めた想いに迫ります。13原料には荒川の源流の良質な水を豊富に使用。「質の良い軟水はウイスキーを仕込みやすく、秩父は酒造りの環境に恵まれている」と話す肥土氏。This article can also be read in English. See P14自然が豊かで空気がきれいな秩父は、夏は高温多湿、冬は朝晩氷点下と寒暖差が激しく、ウイスキーの熟成に良い影響を与えます。世界が認めた注目のジャパニーズウイスキー「イチローズモルト」ウイスキーに秘めた想い
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