UPCYCLE
航空機部品を新たな形へ
廃棄される航空機部品に新たな価値を
航空機の運航には定期的に交換される部品や役目を終え廃棄される部品が多々発生します。お客さまを安全に目的地まで運ぶ役目を果たした航空機部品をそのまま廃棄するにはもったいないと始めた取組みがアップサイクルです。JALの運航を支えてきた航空機部品に新たな命を与えいつまでもそばに居続けてほしいという願いを込めてアップサイクルしたアイテムをお届けします。
Our Story
全ては廃棄されるライフベストから
私たちのアップサイクルの歩みは 廃棄される大量のライフベストから始まりました。
緊急時に確実に機能を果たすため、定期交換により一年間で廃棄されるライフベストの量は約2000着。
きれいな状態のまま廃棄するのはもったいないため、どうにか活用できないか」という想いを持った整備士の発案から、ライフベストを再利用したポーチを開発したことが始まりです。
航空機を運航する上でどうしても発生してしまう廃棄物を削減することは航空会社としての使命でもあり持続可能な社会の実現の一助になると考えています。
航空機にかける想いを形に
一般的に航空機は運航年数とともに故障が増える傾向にあります。しかし、私たちが整備する航空機は、徹底的に機材品質を作りこむことにより、年々定時出発率の維持・向上に努めています。これは世界水準と比較しても、JALの航空機整備の品質が高いことを示しています。その理由の一つに、整備士が一機一機に想いを込め、機体をとても大切に扱っているということがあります。その航空機が退役することはとても寂しいものです。
退役航空機
退役航空機部品
愛着のある航空機を意味ある形で残し、資源を有効活用できるよう、私たちは2022年に国内初となる退役したボーイング777型機のリサイクルを行いました。これをきっかけにJALグループ内で関連会社が協力することにより、外部企業への働きかけを行い、私たちがリーチできなかったジャンルへのアップサイクルが可能になりました。
日常に溶け込むものを
その他でも部品交換や航空機の改修作業により発生する部品からはまだまだ機能を十分に果たす素材が溢れています。一部の航空機シートの皮材は牛皮が使用されており耐用性や強度も十分にあります。そういった特徴を活かし日常使い出来るアイテムを開発してきました。その他でも航空機部品の耐久性を活かし、家具や日常雑貨などあらゆるアップサイクルにも挑戦しております。
この取り組みに賛同いただいた企業と協業し、役目を果たした航空機部品を生まれ変わらせ新たな価値を提供する「アップサイクル」を今後も拡充して参ります。