南の島の魅力、再発見！徳之島。〜どこかにマイル南の島〜

徳之島は南西諸島の奄美群島に属する離島の1つであり、島内には鹿児島県大島郡徳之島町、伊仙町、天城町の3町があります。島の東側は太平洋、西側は東シナ海に面し、東海岸ではサンゴ礁、西海岸で波の浸食によってできた海食崖や波食台など、自然が生み出す奇勝を多数見ることができます。中央には井之川岳（645m）を中心とした山塊が、北部には天城岳（533m）を中心とした山塊が見えます。島全体が照葉樹林に覆われ、自然豊かな島です。

温かい南国の地で更に熱い闘いを

各地で開催される闘牛大会の中でも最も熱い！といわれる「徳之島の闘牛」。闘牛は、牛同士の元々持つ縄張り意識から生じるもので、農作業などで使っていた牛が闘う様子を見ることから始まり、農耕を通じて自然発生したとされています。牛同士がぶつかりあう迫力、好勝負になればなるほど場内からの歓声も響き渡ります。勝利の瞬間は、歓喜の踊りを繰り広げ南国ならではの熱狂に包まれます。

自然が作り出したものとは思えない、奇岩で覆われた海岸「犬の門蓋」

東シナ海の季節風と荒波によって形成された断崖や奇岩、犬の門蓋（いんのじょうぶた）。東シナ海に面したこの海岸一帯は、隆起サンゴ礁が長年にわたる浸食によりできた断崖や洞門、剣のような岩など、不思議な形状をした岩がたくさんがあります。通称「めがね岩」と言われる奇岩の洞窟、ビーチロックなど変化に富んだ景観は見事なものです。

トライアスロンのスタート地点「ヨナマビーチ」

空路で徳之島入りしたら必ず寄って欲しいヨナマビーチ。県道沿いにあるヨナマビーチは徳之島子宝空港から車で10分のところにあります。真っ白な砂浜とサンゴ礁に囲まれた青く透き通る海をみると、南の島に来たなと実感できるおすすめのビーチです。毎年6月下旬にはトライアスロン大会のスイム会場となっており、多くのアスリートが自分への挑戦にかけてこのビーチからスタートしていきます。バンガローやプールも併設された夏のレジャースポットとなっているので、マリンスポーツや海水浴に最適ですね。

ソテツの群生でできた、約200mにわたるトンネル状のアーチ「金見崎ソテツトンネル」

これほどの規模のソテツの群生は全国的にもほとんど存在しないため、一目見る価値があるポイントです。トンネルを抜けた先にある展望台からは、釣りやダイビングのメッカであるトンバラ岩や、遠くの奄美大島本島まで見渡すことができます。梅雨明けが近づく新月の夜は、近隣の海岸でオカヤドカリの産卵が行われます。

南国には珍しい花崗岩の海岸線「ムシロ瀬の海岸」

徳之島では白い砂浜や断崖絶壁などのゴツゴツした岩場の海岸沿いが多いですが、「ムシロ瀬の海岸」は日本本土でもあまり見ないムシロを敷き詰めたような岩場の海岸が特徴です。冬場は特に豪快なしぶきが上がり普段とはまた違った姿を楽しむことができます。

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