屋久島

神々が宿る聖なる島

屋久島は、鹿児島県の大隅半島佐多岬南南西約6kmの海上に位置する日本初の世界自然遺産に登録された島です。島の約90%はさまざまな動植物が生息する森林で覆われています。清らかな水が流れる渓谷や透明度の高い海など、豊かで美しい自然を楽しめます。それ以外にもウミガメの産卵観察や露天風呂が有名です。

苔むす神秘の森、「白谷雲水峡」

清流が育んだ森は潤いに富み、600種類を超える苔に覆われ、足元の岩も倒木も樹の幹も枝も一面緑の苔で覆われた幻想的な風景が広がっています。自然を損なわずに整備したトレッキングコースではその雄大な大自然を鑑賞することができます。白谷雲水峡までの所要時間は何時間にも及びますが、訪れたときはきっと、苔で覆われた深い緑の森がこんなにも美しいことに感動するでしょう。

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屋久杉のハート型の切り株「ウィルソン株」の下で一休み

中心部の柔らかい部分が朽ちて出来た10畳ほどの空洞には清水が湧き出し、木魂神社の祭られる祠があります。ちょうどトレッキングコースの中間地点にあり、たどり着くにはなかなかハードですが、到着すると達成感を味わえます。中に入り空を見上げると四角形の穴が開いているのですが、場所を移動してあるスポットに来た時だけ、きれいなハート形が浮かび上がります。見つけた瞬間がまた感動的で、疲れも少し吹き飛ぶような気分で、登山を再スタートできますよ。

日本唯一の現役森林鉄道

昔林業が盛んだった屋久島の森の中には森林鉄道「安房森林軌道(あんぼうしんりんきどう)」が走っています。世界遺産である屋久杉を伐採することは禁じられているため、多くの路線は廃線になっていますが、下山が難しくなった人のために稼働することがあります。深い谷底の川沿いや、斜面の中路を通っているトロッコ道に沿って歩いていると、時々日が射してきらめく風景がとても綺麗で美しいです。トロッコ道は縄文杉の登山コースで見ることができます。

屋久島の神々の使い、「ヤクシカ」

島の森林に住むヤクシカはニホンジカの中でもかなり小さいのが特徴です。古来より屋久島では「山岳に神々が宿る」と信じられ、「神々が鹿に乗って現れる」「鹿に森を見回りさせている」などの伝説が言い伝えられています。静かな森でヤクシカに出会うと幸せを運んでくれたように思えますね。とても可愛らしい姿ですが、原生の森で出会うととても神々しい存在です。

秘湯の海中温泉「湯泊温泉」

海が見える解放感を満喫出来る露天風呂です。トレッキングの後は、足湯で疲れを癒しましょう。透明度が高く硫黄の香りも漂う湯泊温泉は、ぬるめのお湯が心地よく、時が経つのを忘れてしまいます。屋久島の海中温泉といえば平内海中温泉が有名ですが、湯泊温泉もとても素晴らしい海中温泉です。夜は波の音を聞きながら満天の星空を眺めるのも素敵ですね。

森の中で味わう海の幸、屋久島の郷土料理「首折れサバ」

黒潮の本流にのって沢山の魚がやってくる屋久島は海の幸が豊富です。屋久島では一年を通してサバの一本釣り漁が行われています。鮮度を保つ為に漁獲後すぐに首を折って血抜きをしたサバは、関西や関東地方のお蕎麦屋さんや高級料亭などで幅広く提供されています。また、屋久島で首折れサバを食べる時は「甘口ですか?辛口ですか?」という質問をされます。実は屋久島の刺身醤油は、普通の醤油に比べるとかなり甘いのです。いつもと違う刺身醤油で屋久島の首折れサバを味わってみてはいかがですか。

厳しい自然と共に生きた「縄文杉」

屋久杉を代表する最大級の縄文杉。世界最古の植物とも言われ、日本に自生する杉の中で最大の幹周りを誇ります。樹齢4000年の巨大樹の姿は神々しく、屋久島の厳しい自然を物語っています。険しい原生林をたどる全行程10時間以上にも及ぶ大変なコースですが、緑に包まれ空気の澄んだ神秘的な空間の中を散策するのは気持ちよく、長時間かけて辿り着いた時は目の前にした縄文杉の迫力に最高の達成感を得られますよ。

ご利用の流れ

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    下記の「お申し込み」ボタンから「どこかにマイル 南の島」申込画面にアクセスし、発着地、日付、人数、時間帯を選択します。

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    3つの行き先候補が表示されます。行き先候補がOKであれば旅行者情報を入力のうえ、申し込みます。

    再検索すると候補地が変わります。いろいろな候補地パターンをお探しください。

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    お申し込みから3日以内に行き先決定のお知らせが届きます。

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