ステーションコントロール業務
パイロットに的確に情報を伝達。
安全運航を地上で支えるプロ集団。
空港の舞台裏で飛行機の安全運航をサポートするのがステーションコントロール業務の仕事です。主に、地上から安全で快適な空の旅を支えるために、運航と発着に必要なさまざまな情報を管理し、空港内外関係各部所に的確かつ迅速に情報を提供する機能を担っています。運航管理においては、運航管理者から送られてくる「フライトプラン」を基に運航乗務員に飛行前のブリーフィングを実施。さまざまな気象情報を収集・分析し、安全で快適な空の旅を実現するために、飛行航路、高度、燃料などの各種情報を確認し、パイロットに提供しています。また、駐機スポットの調整をはじめ、旅客・貨物・整備など空港内関係各部所と連携し、情報を迅速かつ的確に提供する、ステーションコントロール機能としての役割も担っています。
ラジオ直
無線や空地データ通信を使って、到着機、出発機のパイロットに、さまざまな情報を伝えます。主なものは、快適で安全な運航と切り離せない、気象情報やそれにともなう揺れなどの情報です。それに加え、お客さまの情報や離発着に必要なアドバイスなども行います。
モニター直
海外や日本各地と福岡空港を結ぶ飛行機。空港に何時に到着するかなどの到着情報の管理を行ったり、出発状況をモニターするのがモニター直です。ここでは管制官とパイロットとの交信をモニターすることで、地上での出発到着準備に必要な情報を管理し、関係部所との連携を図っています。
FC(フライトコーディネーター)直
お客さまをお待たせすることなく、定時に飛行機を到着させること、出発させることが私たちの務め。地上での発着作業を管理するFC直には、地上作業や発着の遅れなどの情報が集まります。それらの情報から判断して、「出発5分前」を宣言するのが役割。刻々と変化する情報をコントロールしつつ、駐機スポットの調整も行います。
ブリーフィング直
出発前にパイロットとブリーフィング(打ち合わせ)を行う担当です。気象、お客さま、貨物に関する情報や航路上の揺れの情報、空港施設に関する情報などを伝え、航路、高度、燃料搭載量が計算された飛行計画を確認します。
国際線ターミナルでは、受託外国社便を中心にパイロットへのブリーフィングも行います。
アシスタント直
福岡空港を離発着する飛行機の情報を管理し、運航を支える全地上作業の統括責任を負うステーションコントローラーの仕事をサポートしつつ、ステーションコントロール業務の全体の動きを見渡しているのが、アシスタント直です。各担当者への支援を行い、業務がスムーズに行われるよう、全体をサポートしています。
ロードコントロール直
飛行機にはお客様と手荷物をはじめ、貨物、郵便、燃料と多くを搭載しています。
このため、飛行機の重量や重心位置が規定値内に収まるように手荷物・貨物・郵便の搭載位置やその量を調整し、最終的な重心位置と重量を機長に通知する業務を行っています。
また、搭載物の位置は、お客さまの人数や座席の配置状況・手荷物の個数、貨物の大きさや重量などを考慮し決めていきます。飛行機は適正な重心位置で飛行すると安定した操縦ができ、燃料効率も良くなり、エコ活動にも繋がります。