飛行機のジェットエンジンには、車のようにガソリンではなく、「ケロシン」というジェット燃料を使います。
ジェット燃料というとみなさんは、値段が高いとか、爆発しやすいとか、とても特別なものだと思うかもしれませんが、実はケロシンは、ストーブで使う灯油によく似たものです。
ですが、非常に燃えやすい石油の仲間には違いありませんから、取り扱いには十分な注意が必要です。
また、飛行機の燃料はふつう、つばさ(主翼)のなかに入っています。
飛行機のつばさは空を飛ぶとき、上の方向に大きな力でひっぱられて(くわしくは、Q1.飛行機はどうして飛ぶの?を見てください)、その付け根には大きな負担がかかります。そこで、上向きにかかる力とは逆に、つばさのなかに燃料を入れて、その重さで下向きの力をかけることで、付け根にかかる負担を軽くしているのです。