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JALグループは、100%植物由来の「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」を機内ショッピングバッグや機内での食器などさまざまなところで活用
- 日本航空株式会社
新規石油由来の使い捨てプラスチック削減の取り組みの一環として、JALグループにおいて石油資源に依存しない、100%植物由来の「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」を活用している。機内ショッピングバッグや国際線エコノミークラスの食器においても、「Green Planet®」を活用し、使い勝手やデザイン性も考慮したものを製品化。
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- JALは「2025年度までに、機内・ラウンジで提供する新規石油由来使い捨てプラスチック全廃」の目標に向けて取り組んでいる。
- 使い勝手やデザイン性を含むサービス面とサステナビリティを両立させたい。
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- 100%植物由来の「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」を用いてサステナビリティな商品を製品化。
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- 新規石油由来の使い捨てプラスチック削減に貢献。
- 安全性や品質、機能性もクリアし、高度な成形加工性とサステナビリティを両立させた商品を製品化することが出来た。
JALが目指している環境対応
JALグループは豊かな地球を次世代に引き継ぐために、2050年までにCO2排出量実質ゼロを目指すなど、すべてのフライトをサステナブルなものとし、空の旅を誇らしい価値に変えていくための取り組みを進めています。その一環として、JALグループは3R(Reduce/Reuse/Recycle)+1(Redesign)の推進により、機内やラウンジにおいてお客さまに提供するすべての使い捨てプラスチック用品について、2025年度までに「新規石油由来全廃」に挑戦します。
世界で初めてGreen Planet ®の素材を使った商品を製品化
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JALグループは、使い捨てプラスチックを削減する一環として、2021年にカネカが開発した100%植物由来の「カネカ生分解性バイオポリマー Green Planet®」を活用したショッピングバッグを製品化しました。こちらはGreen Planet ®を活用した世界で初めての商品として、JALのグループ会社であるJALUXが運営している全国 24 空港 70 店舗(2024年3月時点)の「JAL PLAZA」において導入されています。また、Green Planet ®は機内販売のショッピングバッグや空港ラウンジ(※)で提供しているおにぎりの包装フィルムにも使用されています。
※一部の空港のみ
国際線エコノミークラスでの食器にもGreen Planet ®を活用
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2024年には国際線エコノミークラスの食器においてもGreen Planet ®を導入する運びとなりました。リニューアルするに至った経緯として、新型主要機材エアバスA350-1000型機導入という背景もありました。国際線事業の新たな門出にあわせて食器のデザインと素材を刷新すべく、これまでもJALUXが推進してきたGreen Planet ®を活用しました。使い勝手が良く、デザイン性も高く、かつ安全性や品質、機能性もクリアした商品を作り出すことができました。
今後の展開
カトラリーの包装材にもGreen Planet®のフィルムを活用することが決定しています。羽田・成田空港出発便では機内食の数が多く、機械を使ってカトラリーを包むため、機械に適合する“新規石油由来素材を含まない”包装材の発掘に苦慮していましたが、一部の部品を交換することでGreen Planet®のフィルムを適用することができました。新食器への切り替えは、まだ使用可能な現行食器の廃棄を極力発生させないよう、路線別に順次展開していく計画です。
JALグループは、今後も環境の負荷軽減や持続可能な社会に貢献する活動を進めてまいります。
※Green Planet® 製品の新規導入につきましては、生産設備が限定されていることからお請け出来ない場合もございます。
担当からのコメント
Green Planet ® は日本の技術を活かした未来を叶える新素材です。JALでの導入を切欠にこの素晴らしい素材を皆様に御活用頂ければと思います。