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北海道 鶴居村と新鮮な生乳を活かした産品開発「鶴居村ミルクラングドシャ」
- 北海道阿寒郡鶴居村 さま
地域産品を増やしたい鶴居村の課題解決のために、JALと協力して「鶴居村ミルクラングドシャ」を商品化。
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- 地域の産品を増やしたい。
- 手軽に購入が可能な常温販売の観光土産品を作りたい。
- 地域産品のプロモーション、販路開拓をしたい。
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- JALとの商品開発。
- 機内誌・WEBサイトなどでのプロモーション。
- 空港での販売など販路拡大支援。
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- 購入されたお客さまから「こういう高級感のあるお菓子を待っていた」と、喜びの声。
- 近隣空港での売上が増加した。
商品化による地域産業への貢献
※当商品は2023年12月に完売し、販売を終了しました。
鶴居村 産業振興課 商工振興係の國安知也さんにお尋ねします。
当初、どのような課題を持っていらっしゃいましたか?
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村の特産品として地域の良質な生乳から作られJAL機内食への提供やチーズコンテストで最高賞を受賞、高い評価を受けているチーズや、廃校となった小学校を醸造所として作られる話題性の高いクラフトビールなどがございます。ただし、冷蔵品が多く、手軽に購入が可能な常温販売の観光土産品を作りたいと考えていました。
JALの「地域産品の商品開発・販路開拓支援」を採用された背景を教えてください。
鶴居村は国の特別天然記念物であるタンチョウの聖地と言われており、タンチョウをシンボルマークとしたJALとは親和性が高く、保護活動などを通じて友好な関係を築いてきました。そこで、村とJALと一緒に何か形に残るものを作りたいと考えたことに加え、空港売店での販路が確保できることが魅力でした。
JALとの商品開発の結果、どのような効果・反響がありましたか?
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コロナ禍の牛乳の消費量低下や原材料の価格高騰などで、村の主産業である酪農業は厳しい経営状況にありましたが、生乳を活かした商品を開発することで、牛乳の消費量拡大につなげることができました。購入者からは「このような高級感のあるお菓子を待っていた」など喜びの声もいただきました。初年度の生産は約10,000個で人口約2,500人の村で販売するのはリスクがありましたが、近隣の釧路空港での売上も多く、無事に完売することができました。
今後の事業拡大の展望や計画を教えていただけますか?
村の知名度や認知度の向上を図り、観光等で訪れる方やリピーターの方々に楽しんでいただくためには、訪れる度に新たな魅力を感じていただけるような取り組みが必要だと思います。現在、第2弾、第3弾へと続く商品を計画しています。
商品開発以外にも、JAL機内誌やWEBページ等で告知をお願いしたところ、村の観光施設では「機内誌を見てきました」というお客さまが多数いらっしゃったと聞いています。この他、航空機をチャーターした観光コンテンツの実証実験や、サウナ事業での連携なども実施しており、これからもさまざまな分野でコラボしていきたいと思います。
この事例で導入しているサービス
鶴居村
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所在地 〒085-1203
北海道阿寒郡鶴居村鶴居西1丁目1番地設立 1937年(昭和12年)4月1日 従業員数 2,474人(2024年1月末時点) URL https://www.vill.tsurui.lg.jp/
担当からのコメント
鶴居村様から地域素材を活かした特産品をつくりたいというお話を以前より伺っておりました。また当時は、コロナ禍の影響により牛乳の出荷が少なくなっていたため、牛乳の消費量拡大が村の課題にもなっていました。そこで「地域産品の商品開発・販路開拓支援」を提案し、鶴居村の新鮮な生乳を使ったミルクラングドシャの商品化につながりました。