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「ウルトラファインバブル発生装置」の導入で、使用水量が従来比約89%まで削減。
環境対策や労働環境にもたらす効果も実証- くら寿司株式会社 さま
回転寿司店舗において多くの水を使用していた中、「ウルトラファインバブル発生装置」を導入することで使用水量を大幅に削減し、環境対策を実現。また、オペレーションの簡素化により、労働環境の改善も実現。
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- 水道光熱費を削減したい。
- 環境保全や持続可能な社会を実現したい。
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- 節水効果のある「ウルトラファインバブル発生装置」を導入。
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- 使用水量を従来比約89%まで削減することができた。
- オペレーションの簡素化により、労働環境の改善にもつながった。
「ウルトラファインバブル発生装置」を導入するに至った経緯
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衛生環境にこだわる店舗においては多くの水を使用するため、SDGsの取り組みとして、使用水量の削減を実現したいという課題感を持っていらっしゃいました。そこで、JALUXと丸山製作所がサステナビリティに役立つ取り組みとして推進している「ウルトラファインバブル発生装置」(※)を導入しました。
(※)ウルトラファインバブルとは国際標準化機構ISOと日本産業規格JISで定義されている、1マイクロメートル未満の泡のことで、特徴として、水中に長時間残存でき、界面活性作用、電気的作用等の特性を活かし、洗浄・水質改善・除塩・魚の鮮度維持や動植物の生理活性など幅広い分野へ転用が可能な日本発の技術です。丸山製作所が持つ技術「MUFB」は、従来のウルトラファインバブルに比べて短時間で高濃度の泡を発生させることができ、革新性と実用性を兼ね備えたウルトラファインバブル発生装置として認知が広まりつつある技術です。
JALグループでも一部のラウンジでのシャワー等にウルトラファインバブルの技術は導入されています。
導入による効果
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ウルトラファインバブルがもたらす環境対策への効果を検証するため、店舗にウルトラファインバブル発生装置を導入いただき、約1年にわたり実証実験を行った結果、1 店舗あたりの使用水量を従来比約89%まで削減することができました。さらに、オペレーションの簡素化につながったことで労働環境の改善にもつながり、より働きやすい職場が実現されたと効果を実感いただくことができました。
今後の展開
くら寿司さまからは、「導入効果の最大化を図ることで、環境保全や持続可能な社会の実現に貢献していきたい」とのお声もいただいており、今後は全国500店舗以上ある全店への導入を進めていく計画です。
この事例で導入しているサービス
くら寿司株式会社
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所在地 〒599-8253
大阪府堺市中区深阪 1-2-2設立 平成7年11月 従業員数 2,680名(2023年10月末現在) URL https://www.kurasushi.co.jp/
担当からのコメント
ウルトラファインバブルを活用し、店舗の節水・オペレーションの簡素化を実現することができました。約1年半の実証中、ハードルはいくつもございましたが、メーカーおよびくら寿司さまのご協力によって全店舗導入する事ができました。くら寿司さまにはウルトラファインバブルの可能性を信じていただき、店舗オペレーションの変更など、さまざまな角度から効果を活かす方法を一緒に考えていただきました。新しい技術の導入はハードルが高く一筋縄ではいきませんが、一つのチームとなり目標に向かっていくことに尽きるのではないかと感じています。