JALのラウンジサービスについて

弊社ラウンジをご利用いただき、誠にありがとうございます。4月より2023年度を迎えるにあたり、弊社ラウンジでの取り組みについて、ご紹介させていただきます。

ESG/SDG's関連について

脱プラスティックへの取り組み

1. 石油由来の個包装の紙おしぼり提供を「おしぼりディスペンサー」へ順次変更いたします。

(対象ラウンジ:国内の国内線/国際線自営ラウンジ)

2. 石油由来の個包装のパンの提供を中止し、パンケースでの提供に順次変更いたします。

(対象ラウンジ:羽田・新千歳・伊丹・福岡・沖縄空港の国内線ダイヤモンドプレミアラウンジ)

3. 4月1日から羽田空港国内線ダイヤモンドプレミアラウンジにて、石油由来の個包装のおにぎりの包装素材をカネカ社とJALUXが共同開発した100%植物由来のカネカ生分解性バイオポリマー(Green Planet™)に変更いたします。

今後、他の空港のおにぎりも羽田同様のカネカ生分解性バイオポリマーへ変更、または提供方法の変更などを行い、石油由来の包装素材の提供を中止していきます。

(対象ラウンジ:羽田・新千歳・伊丹・福岡・沖縄空港の国内線ダイヤモンドプレミアラウンジ)

減塩メニューへの取り組み

ラウンジ内で提供している味噌汁・スープについて順次減塩商品を導入していきます。

(対象ラウンジ:羽田・成田空港の国際線JALファーストクラスラウンジ、サクララウンジ、羽田・新千歳・伊丹・福岡・沖縄空港の国内線ダイヤモンドプレミアラウンジ)

「未来の食材50」への取り組み

「未来の食材50」のリストにある食材をサラダなどに採用

羽田・成田空港 国際線ラウンジのサラダや和御膳などのメニューに「未来の食材50」*の食材を使用しております。

  • 未来の食材50

ユニリーバ社と英国WWF(世界自然保護基金)が、安全性や栄養価などの観点から提唱する持続可能な「未来の食材50」のリストを参考にラウンジでも該当する食材を提供していきます。「未来の食材50」とは、以下の観点から提唱されている食材です。

  • 安全であり、かつ栄養価が高いこと
  • 気温が高くても、乾燥した土地でも比較的良く育つなど温暖化の影響を受けにくいこと
  • 世界中で比較的容易に入手できること
  • 生産段階での温室効果ガスの排出が少なく環境への影響が少ないこと
  • 栽培することで土壌を回復させる、病害虫を抑えるなど土地利用の観点から優れていること
  • 生産段階での人権リスクが高い農作物とされていないこと

食品廃棄量削減、および廃棄食材活用の取り組み

ビュッフェメニューの一部をスタッフによる取分けサービスへ変更

ビュッフェによるお食事の提供は、規定時間が過ぎると残ったお食事を廃棄しなくてはなりません。 フードロスを考慮し、一部のラウンジではスタッフによる取分けサービスを導入し、お客さまのお召し上がる量のみを提供して食品廃棄の量を減らす取り組みをさせていただいております。

何卒、ご理解、ご協力の方、お願いいたします。

凸凹野菜スープ(Farmer's Soup)の提供

農家で廃棄されている野菜を活用したスープを開発し、凸凹野菜スープとしてラウンジで提供。農家や食品工場などと連携してロイヤル社と共同で開発したスープです。ぜひ、ラウンジでお楽しみください。

  • 第一弾:ブロッコリーの茎を活用(2022年6月~提供中)
  • 第二弾:玉ねぎなどの皮などを活用(2023年3月~)

廃棄されるバウムクーヘンの端部分の活用

ユーハイム社の協力で、販売されず廃棄されていたバウムクーヘンの端部分を活用したデザートメニューを開発いたしました。

(5月以降提供予定)

完全養殖「近大生まれ」の魚を提供

羽田・成田空港 国際線JALファーストクラスラウンジの「鮨鶴亭」で完全養殖の「近大生まれ」の真鯛、ブリヒラを提供しております。「近大生まれ」のお魚は、天然資源への負荷が少なく持続可能な完全養殖で育てられた国産で安全な食材として採用しており、お客さまからも美味しいと高い評価を得ております。2023年の夏からは近大生まれのシマアジもメニューに加わる予定です。

食の多様性への対応

プラントベースメニューの提供

プラントベースフードとは、すべて植物由来原料から作られた食品、 またそのほとんど大部分が植物由来原料から作られた食品で、それらを取り入れるライフスタイルも含めた新しい概念です。(添加物、乳・卵を含むことが可能とされています。)

ラウンジでは、大豆で作られたパテを使用した株式会社Tastable社のNIKUVEGEを使用した「バーガー」、また、「ベジタブルチップサラダ」「凸凹野菜スープ」「ベジタブルペンネ」を提供しております。

ハラルメニューの提供

日本イスラム文化センターを通じてハラル認証を取得しており、ハラル認証を受けたメニューを提供しております。

写真:ハラル対応「ベジタブルペンネ」

テトラパック(紙パック)回収の取り組み

2021年12月からラウンジ内で使用したテトラパックマークの付いた紙パックを回収、洗浄したものを日本テトラパック社に送付してベルマークポイントに変換して学校などに寄付する取り組みを行っております。当プロジェクトは沖縄支店からの発案で日本全国のラウンジに広まり、今後もポイントが貯まり次第、他の空港でも寄付させていただく予定です。

新千歳空港

2023年2月、タンチョウと共生する町として力をいれている千歳市近郊の長沼小学校で千歳空港オペレーション部の代表からPTA会長に寄付をさせていただきました。

羽田空港

2023年3月、空港近くの大田区立北糀谷小学校PTAさまへ弊社羽田空港空港オペレーション業務部代表から寄贈させていただきました。

福岡空港

2023年3月、弊社地域事業推進室と福岡空港業務グループが、空港近くの福岡市立東月隈小学校の校長先生、教頭先生、教務主任の方に寄付をさせていただきました。双方ともに来年以降も機会があれば継続していきたいということで和やかなムードで贈呈式が執り行われました。

沖縄空港

2023年3月、教育委員会のご紹介により、世界自然遺産登録の地である西表島の学校である竹富町立大原中学校にJTA客室乗務員、沖縄空港ラウンジ担当が訪問し、贈呈式で校長先生や生徒たちに寄付をいたしました。

2023年3月24日

日本航空