日本の原風景ともいえる棚田。「日本の棚田百選」にも選ばれた土谷（どや）棚田は玄界灘に面し、緩やかな曲線が海に向かって連なる美しい棚田です。田圃に水が張られ田植えがはじまる時期、水鏡になるタイミングを狙って撮影に向かいました。現地を訪れて気づいたのは、田圃の畔（あぜ）がとてもきれいに整えられていること。撮影当日にも、前日の雨で崩れた畔を直しに農家の方がいらしていました。この景色の裏には、絶え間ない努力、人の営みがあるのでしょう。幸い天候にも恵まれ、玄界灘に沈む夕陽に空と海と約400枚の棚田が染まる、美しい時間に立ち会うことができました。
（アートディレクター 矢内里）

アクセス：

JAL便で長崎空港または福岡空港へ。いずれの空港からも土谷棚田へは車で約1時間30分
*新型コロナウイルス感染症の影響により、運航計画に変更がある場合がございます。

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