昭和49年に大阪に活伊勢海老料理店を出店し、伊勢海老という食材に、こだわりの食材を組合せた創作料理で、独自のジャンルを確立。「中納言」は、伊勢海老料理専門店といえば、まず名前があがるレストランだ。看板となる天然の伊勢海老は、日本各地はもちろんオーストラリア、ニュージーランドをはじめとする世界各地の漁場から空輸で運ばれる。伊勢海老を水槽に放ち、泳がせることで身が引き締まるのを待つ時間は、長年の培ってきた美味求真の仕事のひとつ。活きのよい伊勢海老は、活きたままでよし、焼いてよし、煮てよし、蒸してよし。独創的な料理はコースかアラカルト、お好みで味わえる。

　大阪キタの中心、ビルの32階に位置する大阪駅前第3ビル店は、眼下に都会の絶景が広がるロケーション。姉妹店のイタリアンでの経験を含めて、「中納言」ひと筋の料理長が、昔から変わらぬ伝統の味に、自身のセンスをちりばめながら腕をふるう。それぞれのゲストの席に合わせた演出への対応も老舗らしい細やかさ。大切な人のおもてなしの席に、また家族団欒の食事に、至高に逸品をぜひ一度。