漁を終えた船が、一隻、また一隻と、港に接岸する。ウミネコの群れが歓待するようにその上空を飛び交う。気仙沼の朝は、海から活気づく。カジキやカツオ、サンマ、サメ(フカ)などの水揚げは日本有数。港に隣接した魚市場には、すでにカジキが巨体を横たえ、セリ人が吟味の目を光らせている。
魚市場の壁に、一枚のポスターが貼られていた。気仙沼観光をアピールするものなのだが、そのキャッチコピーに見入ってしまった。強いメッセージだった。
「海と生きる。気仙沼」このポスターはいつ頃につくられたのか、通りかかった漁協の方におそるおそる伺った。「ああ、そんなに前ではないよ。うん、震災後だぁ」さほど頓着していない口調が、ますます凄みを感じさせる。あの未曾有の災害を受けてなお「海と生きる」と宣言する覚悟に敬服する。「私らから海を取ったら、何も始まらんでしょ」足早に立ち去りながら、その言葉を笑顔で放った。気仙沼は、性根の据わった海の町だ。
(スカイワードより一部抜粋)
郷土の味があればこそ、力もふつふつ湧いてくる。
東北6県のソウルフードを、3県ずつ2号に分けてご紹介する第2弾。
今号は、宮城県気仙沼市、岩手県大船渡市、福島県二本松市へ。
あざら、ひっつみ、ざくざく、と料理の名前も興味をそそる。
素朴だけれど工夫に富んだ、誇れる味がここにある。
※「SKYWARD」のバックナンバーはこちらからご購入いただけます。
お笑いコンビのパックンマックンが歩いてこそ感じられるその土地の魅力をウオーキングを通して紹介する旅番組。
今回の舞台は岩手県 三陸エリア。久慈から田野畑までの三陸海岸線を歩きと鉄道で巡る旅です。
昨年ドラマの舞台として一躍脚光を浴びたこの地域は、ダイナミックな岩の造形が美しい、絶景の三陸海岸やイベント満載で注目の三陸鉄道など新たな人気を集めています。
雄大な自然を楽しみながらのウオーキングと震災復興の象徴として頑張る北リアス線の冬の風物詩・こたつ列車にも乗車して旅を満喫。海鮮からスイーツまで地元グルメも食す盛りだくさんの三陸旅です。
機内ビデオプログラム「JAL旅ウオーク 岩手県・三陸鉄道編」の映像コンテンツをお楽しみください。
※ こちらのコンテンツは配信終了いたしました。
1月から引き続き、2月もJAL国内線ファーストクラス機内食(夕食※)は、「JAL東北応援プロジェクト」の一環として、東北にゆかりのある名店、名料理人のプロデュースによるスペシャルメニューを10日替わりでご提供いたします。
2月は、福島県出身の野崎洋光総料理長が統括する東京・南麻布の日本料理店「分とく山」とのコラボレーションメニューをお届けします。
テーマは「進化した一汁三菜」。それぞれの春味をお楽しみください。
今後も、各地の名店、名料理人たちによる、その地域ならではの旬の厳選食材を使用したこだわりのメニューをご提供していく予定ですので、ぜひご期待ください。
※夕食:17時以降の出発時間帯
[立春菜]
● 彩り帆立
● 鮭つみれ汁
● 烏賊鳴門巻、鶏松風、海胆(うに)めかぶ、穴子十草(とくさ)揚げ
● 御飯
● 味噌汁
● 和菓子「カリントまんじゅう」
「とく山」の分家として南麻布の2階建ての一軒家にリニューアルオープンしました。ガラス張りの店内から、都会にいる事を忘れさせる四季折々の自然を眺めつつ総料理長野崎洋光の心温まるおもてなしの料理の数々をじっくりとご堪能ください。
分とく山
東京都港区南麻布5-1-5
tel:03-5789-3838
野�ア 洋光 総料理長
1953年福島県石川郡古殿町生まれ。武蔵野栄養専門学校卒業後、東京グランドホテルの和食部に入社。5年間の修行を経て八芳園に入る。
1980年に東京・西麻布の「とく山」料理長に就任。1989年「分とく山」を開店し、現在は4店舗を総料理長として統括。
国際線のビジネスクラス(*)にて、東北各地の郷土料理をイメージした「東北御膳」をご提供します。「青森県和牛煮込み」「福島春舞茸」「山形芋煮」など東北各地の美味を追求しました。
(*)日本発バンクーバー/モスクワ/シドニー/シンガポール/クアラルンプール/ジャカルタ/デリー/ハノイ/ホーチミンシティ/バンコク路線(羽田深夜発便を除く)。
路線により、ご提供メニューが一部異なります
日本各地のラウンジで1月・2月の2カ月間、東北6県より多数取り揃えた銘菓・銘酒をご提供します。
2月は岩手県・宮城県・福島県の味をお楽しみください。
JAL便名の国内線(他社運航のコードシェア便を除く)機内にて、福島の「野の香 ももあめ・りんご飴」をご提供します。
2013年6月より開始したJAL東北応援プロジェクト「行こう!東北へ」は、「地元振興」と「被災された方の応援」のための様々な施策を通じて、東北地方の復興に取り組むもので、これまで東北発着の国際線チャーター便の運航、東北ツアーの拡充、JALグループ社員参加の被災地研修、マイレージでの東北の各県産品との交換、被災された方々を応援する「JAL笑顔の贈り物プロジェクト」などを実施しています。
■2013年5月30日付プレスリリース
■2013年7月19日付プレスリリース