にかほ市金浦の漁港では、8名の男たちが網の手入れに没頭していた。
「今日は海が時化てたから、船は出さんかった」と漁師のお一方は手を休めずに教えてくれた。「明日は天気も海の状況もいいようだから、出るよ。今の時期がここらの漁師にとっては一番の働き時じゃ」気合が入るのには理由がある。
冬場、とりわけ年を越えて1月を迎えると、鱈漁の最盛期。この時期の鱈の価値を高めるのが、オスのお腹の白子(精巣)。これを”ただみ”という。ただみをお腹に抱え込んだ鱈は高級魚で、漁を生業とする男たちは、プライドと生活を懸けて鱈を追う。にかほ市を中心とした地域では、年明けを”鱈正月”とも呼ぶ立春には、神社に奉納するらしい。鱈は骨とエラ以外は余すところなく食べられる。もっとも骨からは滋味深いダシも取れるから、ほぼ1尾丸ごとを野菜と一緒に鍋にして食べる。それが年の初めの定番となっている。
(スカイワードより一部抜粋)
地域の独自性が生み、親しまれてきた料理がある。
「これこそが郷土の味だ」と、地元の人は胸を張る。
東北6県のソウルフードを、3県ずつ2号に分けてご紹介。
今号は、秋田県にかほ市、青森県八戸市、山形県山形市へ。
湯気の向こうに笑顔が見える。卓を囲めば会話が弾む。
※「SKYWARD」のバックナンバーはこちらからご購入いただけます。
お笑いコンビのパックンマックンが歩いてこそ感じられるその土地の魅力をウオーキングを通して紹介する旅番組。
今回の舞台は津軽藩として繁栄した城下町・弘前。天守が残る城や洋館など和と洋が融合する文化に触れ、郷土料理や冬限定の和スイーツも堪能。
大鰐温泉では独自の製法で作る伝統野菜をご紹介します。
機内ビデオプログラム「JAL旅ウオーク 青森県・弘前編」の映像コンテンツをお楽しみください。
※ こちらのコンテンツは配信終了いたしました。
2014年1月と2月のJAL国内線ファーストクラス機内食(夕食※)は、「JAL東北応援プロジェクト」の一環として、東北にゆかりのある名店、名料理人のプロデュースによるスペシャルメニューを10日替わりでご提供いたします。
まず1月は山形県で地元食材を使ったイタリア料理を提供する「アル・ケッチァーノ」とのコラボレーションメニューをお届けします。味の組み合わせをお楽しみください。
今後も、各地の名店、名料理人たちによる、その地域ならではの旬の厳選食材を使用したこだわりのメニューをご提供していく予定ですので、ぜひご期待ください。
※夕食:17時以降の出発時間帯
<山形の白鮭と山形牛が堪能できる贅沢な味を>
● 山形そば粉のブリニス 庄内のスモーク白鮭 イクラを添えて
● 白菜の冷製スープ コンソメジュレ
● なすの山形山ブドウ入り照り焼き仕立て クレソン添え
● 山形牛をのせた燻製ブラックペッパーお寿司
● お菓子 ビスコッティ ウンブリア
豊かな自然と四季に恵まれている山形は、様々な食物が育つ”食材の宝庫”です。その持ち味を最大限に生かすシンプルな調理を心掛けています。海、畑、山、人、気持ち、風の香り、素材の香り、かたさ、味を、心の奥にいっぱい詰め込んで、湧き上がってきた山形の風景を、お皿の上に描きました。「アル・ケッ チァーノ」とは庄内弁で”(ここに全部)あるからね”という意味です。
アル・ケッチァーノ
山形県鶴岡市下山添一里塚83
tel:0235-78-7230
奥田 政行 オーナーシェフ
1969年山形県鶴岡市生まれ。高校卒業後、東京でイタリアン、フレンチ、フランス菓子、ジェラートを修行。2000年に独立し、地元の食材で作るイタリア料理店「アル・ケッチァーノ」をオープン。地元・庄内の食材を全国に広める「食の都庄内」親善大使に就任。
国際線のビジネスクラス(*)にて、東北各地の郷土料理をイメージした「東北御膳」をご提供します。「青森県和牛煮込み」「福島春舞茸」「山形芋煮」など東北各地の美味を追求しました。
(*)日本発バンクーバー/モスクワ/シドニー/シンガポール/クアラルンプール/ジャカルタ/デリー/ハノイ/ホーチミンシティ/バンコク路線(羽田深夜発便を除く)。
路線により、ご提供メニューが一部異なります
日本各地のラウンジで1月・2月の2カ月間、東北6県より多数取り揃えた銘菓・銘酒をご提供します。
1月は青森県・秋田県・山形県の味をお楽しみください。
JAL便名の国内線(他社運航のコードシェア便を除く)機内にて、福島の「野の香 ももあめ・りんご飴」をご提供します。
2013年6月より開始したJAL東北応援プロジェクト「行こう!東北へ」は、「地元振興」と「被災された方の応援」のための様々な施策を通じて、東北地方の復興に取り組むもので、これまで東北発着の国際線チャーター便の運航、東北ツアーの拡充、JALグループ社員参加の被災地研修、マイレージでの東北の各県産品との交換、被災された方々を応援する「JAL笑顔の贈り物プロジェクト」などを実施しています。
■2013年5月30日付プレスリリース
■2013年7月19日付プレスリリース