東北・北陸旅行・ツアー

夏の東北では、地域ごとに独自性のある夏祭りが開催されています。

青森ねぶた祭、仙台七夕まつり、秋田竿燈まつりは「東北三大祭り」に数えられ、全国的にも有名です。

福島県相馬市の「相馬野馬追」は甲冑を身にまとい馬に乗った武者たちが行進したり、甲冑競馬を行ったりと、勇ましい姿が見られます。

岩手県盛岡市の「盛岡さんさ踊り」は掛け声に合わせて踊り手が舞い、力強い太鼓の音が鳴り響く伝統的なお祭りです。

石川県といえば、金沢の兼六園やひがし茶屋街の街並み以外にも見所がたくさんで、豊かな温泉もその一つです。加賀温泉郷は長い歴史を持つ趣きある温泉地ですし、能登半島の和倉温泉では七尾湾を望む素晴らしい景色が見られます。日本海の新鮮な海の幸や加賀野菜を使った食事が味わえるのも魅力的です。

自然豊かな福井県には、温泉地もいっぱいです。福井県の温泉の代表格と言えば「あわら温泉」です。宿から見える田園風景が特徴的なのどかな温泉街で、そのお湯は美肌の湯とも言われています。「三国温泉」は福井県の代表的観光地「東尋坊」のすぐ近くにある温泉地です。東尋坊は波の浸食で切り取られた断崖絶壁が約1kmも続く絶景観光スポットで、そんな絶景を湯に浸かりながら楽しむことができる、贅沢な温泉地です。

海、山、川…と豊かな自然と雄大な大地を有する東北地方には、その土地柄から生まれた食材が豊富にあります。

肉や魚、キノコ、野菜などでとっただし汁に、小麦粉と塩で作った南部せんべいを割り入れて煮込んだ「せんべい汁」は青森県八戸地方の郷土料理です。コシのある食感と出汁の旨味を楽しんでみてください。

秋田名物料理「きりたんぽ」はお米をつぶして細竹のまわりに巻きつけて焼いて味噌などを付けて食べたり、「きりたんぽ鍋」としていただきます。お店によっては、実際に囲炉裏を使って調理している場合あり、その雰囲気と共に味わうことも、きりたんぽの楽しみ方のひとつです。

岩手県盛岡市の「三大麺」と呼ばれている、「盛岡冷麺」、「じゃじゃ麺」、「わんこそば」。半透明のコシの強い麺と牛骨・鳥肉などを煮込んで味付けされたコクのあるスープが特徴の盛岡冷麺。平麺と肉みそを混ぜて味わう、盛岡じゃじゃ麺。わんこに盛られたそばを次々と食べる、エンタメ要素も強いわんこそば。岩手に訪れたら、ぜひ三大麺すべてを味わってみましょう。

宮城県仙台市の名物グルメといえば「牛たん」。肉厚で、サクッとした歯切れの良さが特徴です。仙台市内には30を超える専門店があり、いずれも厚さや味つけなど、お店ごとに異なる独自の工夫を凝らしています。

山形県の郷土料理である「芋煮」。山形のおいしい水や野菜、米沢牛など、地元の食材のみを使って調理され、里芋が収穫される秋に食べられることが多いです。内陸部では醤油ベースに牛肉、日本海側の庄内地区では味噌ベースに豚肉が主流。地域ごとに異なる味わいを楽しむことができます。

福島の名物といえば日本三大ラーメンの1つに数えられる「喜多方ラーメン」です。一般的なラーメンの麺と比べ、水分を多く含んだ太めの平打ちちぢれ麺が特徴です。スープは醤油ベースで、チャーシューはお店ごとに異なる製法で作られているため、お店のこだわりが込められています。

春といえば桜。青森県弘前市の弘前公園、秋田県仙北市の角館、岩手県北上市の展勝地はみちのく三大桜名所です。 4月中旬からゴールデンウィークにかけて岩手・北上展勝地、秋田・角館、青森・弘前公園が順に見ごろを迎えます。

自然が豊かな東北の春は、新緑が美しいスポットも盛りだくさんです。青森県十和田市にある「奥入瀬渓流」や岩手県平泉町にある中尊寺は新緑の美しさも楽しむことができます。

津軽五所川原駅から津軽中里駅を結ぶ青森県の津軽鉄道では、毎年12月～3月まで車内にダルマストーブが置かれたストーブ列車が走ります。昭和初期のノスタルジックな雰囲気を感じることができるこの体験は雪国ならではです。

秋田県横手の「かまくら」は、水神様をまつる毎年2月15・16日の夜に行われる横手の小正月行事で、雪でできたドームの形がかわいらしいです。

山形県の蔵王のスキー場では、季節風により多くの樹氷が作り出され、幻想的な冬の絶景の世界が一面に広がります。