ペットのお預けをお考えのお客さまへ

事前に内容をお読みください

皆さまのご家族の一員である大切なペットをお預かりするにあたり、事前にご確認いただきたいことがございます。日本航空では皆さまの大切なペットのお取り扱いには常に万全を期しておりますが、航空輸送の環境は通常とは異なったものであるため不測の事態が起こる場合もございます。ペットとのご旅行の前に、以下の点につき今一度ご確認をお願いいたします。

ペットの健康状態について

飼い主の皆さまと離れることによるストレスや気温の変化などによってペットの体調に異変が生じることがございますので、以下の項目に該当する場合は事前に獣医師へご相談いただくことをお勧めいたします。

  • 呼吸器に疾患をもっている
  • 体温調節が上手でない
  • 以前航空輸送をした際に食欲がなくなり、下痢を起こしたことがある
  • 航空輸送が体質的に合わないと思われる症状がある
  • 暗い場所でストレスを強く感じる傾向がある

航空機による輸送環境について

温度・湿度

出発間際までは空調の効いた場所や日陰にてお預かりしておりますが、航空機への搭載・取り降ろし作業時には駐機場など外気にさらされる状況となりますため通常よりも高温となる場合がございます。

貨物室内の環境

飛行中は照明が消え、暗室となります。また気圧に関しては0.8気圧(2,000mの山頂と同程度)となるため上昇中、下降中の気圧の変化で耳の機能などに悪影響を与える恐れがございます。

飛行中、または離発着時の機械操作音や地上車両の音が聞こえ、さらに客室と同様に風切り音(地上では聞かない音)が聞こえます。

夏季・冬季期間の注意事項

夏季期間(7月半ばから9月半ばまで)

高温・多湿の環境となりますので、特に体温発散の効率が悪い一部の小型犬についてはお預けいただく前に十分な水分補給をお願いいたします。また暑さに弱い子犬、高齢犬、また短頭犬種については、輸送の時期・時間に十分ご留意願います。

冬季期間

零度を下回る場合もあり、厳しい温度環境となりますので寒さに弱い場合は輸送について十分ご留意願います。

ワンポイント・アドバイス

水分補給

お客さまご自身の給水器をペットクレートに設置していただけます(ただし破損や水漏れの恐れのない給水器に限ります)。
体温調節の一助となります。

ストレス緩和

いつも使っているタオルなどと一緒にお預かりいたします。
匂いが残っているため、安心します。
ただし、体に巻きつく可能性があるなど、係員が不適当と判断した場合はお断りすることがございます。

お預けいただく時間

ご搭乗便出発時間の120分前を目安にお預けください。
間際のお預けとなった場合、短時間で急激な温度変化になり負担がかかります。