天ぷらをカラリと仕上げる熟練技で、最大限に引き出された素材本来の味を存分に
▲名物「天國特製かき揚げ」。エビや貝柱を中までぎっしり詰め込みながら、お椀型に厚く膨らみを持たせて、芯までやわらかくふんわりと掲げている
厳選された食材をごま油で濃い色に揚げる、昔から変わらない江戸前の妙味。今では格式ある「銀座の老舗」と認知されるが、明治の創業当初はファーストフード的な感覚で人気を集めたという。その「気軽さ」を守るのが、名物の天丼やかき揚げ丼。伝統の味を普段着で楽しめ、店の代表的なメニューとして支持されている。
2階「銀座天國 栞」は天ぷらカウンター、3階「和食 ゆうづつ」では日本料理をご用意。さまざまな用途に使える懐の深さも長く愛される理由だ。
▲1階で人気の「A丼」は、エビ3尾、きす、いかかき揚げ、野菜2点と具だくさん
▲2階「栞」の「花コース」。天ぶら15点とつき出し、ご飯、水菓子などをいただける