「絶対手が届かないと思っていたことを実現してくれるのがマイルの魅力だと思います。」
そう語るのは、成田空港に勤務するJALグランドスタッフの東仁美。彼女は学生時代からマイルをためる楽しさに目覚め、日々の工夫で目標マイル数を達成してきました。
注目すべきは、東が飛行機に乗らずに日常生活の中でマイルをためる「陸マイラー」だということ。彼女がどのような方法を実践してきたのか、陸マイラーの入門書代わりにお役立てください。
学生時代にマイルの魅力に気付いた東は、JALに入社してからも意欲的にマイルをため続けました。その実績はなんと、社会人4年目にして合計15万マイル!日々のちょっとした工夫でどんどんマイルが増えていき、夢の実現に近づくことがモチベーションになっているそうです。
まずは、そんな彼女がためたマイル数とそのつかい道を聞いてみました。
東:「ファーストクラスで母と一緒にニューヨークへ行きました。生まれて初めてのファーストクラスはまさに「空飛ぶホテル」!なかなか予約の取れないレストランのメニューを機内食として提供していただいたり、淹れたてのコーヒーを目が覚めた瞬間に運んできてくださったり。座席の快適さからスタッフのホスピタリティまで、何もかもが感動的でした。」
現金で購入すれば約200万円相当の価値があるニューヨーク行きのファーストクラス(2023年10月時点の購入価格で換算)。最上級のおもてなしで、空の旅を存分に堪能できたと喜びの声を聞かせてくれました。
東:「ニューヨーク行きを計画していた当時、私の勤務場所は成田空港のファーストクラスラウンジがメインでした。普段働いているラウンジを母に見せたいという気持ちとお客さまの視点から見てみたいという気持ちが強く、マイルがたまったら羽田ではなく成田から出航する便にしようと考えていたんです。その中でもニューヨーク行きは渡航距離が一番長かったので、ファーストクラスを十分に楽しめると思い選びました。」
彼女がファーストクラスのニューヨーク行きJALグループ便特典航空券につかったのは〔7万マイル〕意外と少ないと思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、実はこれも「上手にマイルをつかう方法」の一つです。
エコノミー・プレミアムエコノミー・ビジネスクラスは需要の高さに応じて必要マイル数が変動するのに対し、ファーストクラスはご搭乗の時期によってローシーズン・レギュラーシーズン・ハイシーズンの3区分で固定されています。そのため、同じフライトを利用する場合でもファーストクラスのほうがビジネスクラスより少ないマイルとなるケースがあるのです。
人生初のファーストクラス搭乗を陸マイラー活動によってマイルのみ*で実現した東。この後は、そんな彼女の陸マイラー歴についてじっくり話してくれました。
続いては、東が陸マイラー活動をはじめたきっかけに迫ります。
東:「マイルをためはじめた学生の頃は、何も知識がない状態でクレジット機能の付いたJALカード naviを利用していましたが、それだけでも一年に8,000マイルくらいはためていたと思います。」
東が学生時代に持っていたのは、高校生を除く18歳以上30歳未満の学生専用の「JALカード navi」。このカードは一般的なJALカードに年会費4,950円(税込/2023年11月現在)をプラスして入会する「ショッピングマイル・プレミアム」と同等の積算率で、通常200円で1マイルのところ100円で1マイルがたまる仕様になっています。
他にも、在学中はマイルの有効期限が無期限になったり、国内線特典航空券を基本マイル数の50%で交換できたりといった特典が付帯している、学生さんにおすすめのカードです。
東:「JALカード naviで8,000マイルほどたまったので、学生最後の思い出にと友人と2人で北海道旅行に行きました。その際、マイルをつかっておトクに飛行機に乗ることができたんです。これまでただの数字にしか見えていなかったマイルが実際に「かたち」になるのを目の当たりにして、マイルをためるモチベーションに火がつきました。」
こうしてマイルの価値を体感した東は、卒業旅行でほとんどゼロになるまでマイルをつかい切り、社会人になってから本格的に陸マイラー活動をスタートすることになります。
JALに入社したタイミングで学生限定の「JALカード navi」から、彼女が次につかい始めたのは20代限定の「JAL CLUB EST」。このカードには、国内にある17空港内のサクララウンジをご同行者様1名と一緒に年間5回利用できるという特典が付いています。
さらに、毎年2,500マイルのプレゼントや国際線搭乗時のビジネスクラスのチェックインカウンター(ならびに自動チェックイン機)、マイルの有効期限を60カ月まで延長といったサービスも付帯しています。
東:「北海道旅行以来JALのマイルが大好きになり、お給料をいただいたらマイルがたまる方法をフル活用しようと入社前から決めていました。陸マイラー活動は、マイルがたまり、JALへの貢献になり、お客さま視点を持つ機会も得られる…といった具合に、プライベートでも仕事でもメリットが大きいと思っています。」
東:「社会人になり、本格的にマイルをためる手段として、既に持っていたJAL CLUBESTに追加して、無料で作れる「JMB WAONカード」と「JAL Global WALLETカード」を作りました。こうして手札を揃えておけば、日常生活の必要な場面でカードを使い分けて効率よくマイルをためられるからです。」
JMB WAONカードとは、電子マネー「WAON」でのお支払いでJALのマイルがたまるカードのこと。マイルの積算率は200円の利用に対して1マイルとなっており、イオン系列のスーパーを中心にコンビニやカフェ、ドラッグストアなどで利用可能なカードです。
東:「ちょうど一人暮らしをはじめたタイミングでしたので、空港の近くにあるイオンのスーパーでお買い物をする機会が多く、おトクにマイルをためられました。」
同じくJAL Global WALLETカードも無料で作れるJALのカードの一つですが、海外ATMから現地通貨を引き出せるサービスや、外貨両替でマイルがたまる特典があります。
東:「JAL Global WALLETカードは海外利用時に便利なカードといった印象があったので、すぐに利用するというよりは無料なのでとりあえず作っておこうという感覚が強かったのですが、よくよく調べてみると、国内でも適応されるキャンペーンが頻繁に打ち出されていたんです。」
そんなJAL Pay JAL Global WALLETカードのキャンペーンから、過去のものも含めて一例をご紹介しましょう。
このように、JALが提供する他のプログラムとの併用特典も合わせて複数のキャンペーンが開催されています。
東:「JMB WAONカードとJAL Global WALLETカードの2枚は、これからJALカードの申し込みをご検討されている方にぜひおすすめしたいですね。」
キャンペーンを活用しながら複数のJALカードを使い分け、社会人生活のスタートとともに陸マイラー活動を加速させた東。他にも、日常のさまざまな支払いで無駄なくマイルをためていきました。
東:「銀行利用や電気代でマイルがたまる「JAL NEOBANK」や「JALでんき」も活用することにしました。この2種類のサービスでもキャンペーンを開催していることが多く、例えばJAL NEOBANKで支払いをすると2カ月後にマイルが3倍や5倍になることがあるんです。」
JAL NEOBANKとは、JALマイレージバンク会員様限定の銀行サービス。アプリの中で振り込みや外貨預金といったさまざまな銀行取引が完結可能で、利用状況に応じてマイルがたまります。
一方、JALでんきは毎月の電気料金に応じてマイルがたまるサービス。2023年8月に新設されたプランでは100円ごとに3マイルが積算されるようになり、地域電力と変わらない品質の電気を利用しながらスマートにマイルをためることができます。
JALが提供するマイレージプログラムの特徴や特典内容をすばやく把握し、陸マイラー活動に取り入れている東。どのようにしてマイルに関する情報を集めているのでしょうか。
東:「JALの公式サイト内にある「キャンペーン」というページには、開催中のキャンペーンやおトク情報が随時掲載されていますので、毎月必ずチェックしています。
あとは、SNSの情報にもかなり助けられていますね。インターネット上にはJALのヘビーユーザーの方々からの最新情報が日々寄せられています。そうした情報に対応できる手持ちのJALカードがあれば、「今はこれを利用するのがおトクなんだ」と知った後、すぐに利用することができるんです。」
こうして順調にマイルをため続けた彼女は、社会人1年目で2万マイル、2年目で3万マイル…と順調にマイルを増やし続け、ついに15万マイルに到達します。
東:「マイルをためるためにわざわざ出費を増やすという感覚は全くなく、どのタイミングでどのカードをつかうのが一番おトクなのを見極めた結果、知らないうちにたまっていったという感覚でした。無理なく続けられたコツはここにあると思っています。
今では、トレンド情報をチェックする感覚でおトクなマイルのため方をチェックするのが楽しみのひとつになっています。」
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