マレーシアは、東南アジア南部、マレー半島の大半と、ボルネオ島北西部地域の東マレーシアからなる国で、面積は日本の約0.9倍の約33万km2、首都はクアラルンプールです。
マレーシアは、15世紀にマラッカ王国が成立。アジア交易の拠点として栄えましたが、1511年にポルトガルが支配。1641年にオランダ、1786年にイギリスが領有し、第2次世界大戦中は日本軍が占領しました。戦後、再びイギリスの支配が始まりましたが、マレー人の独立機運が高まり、1957年にマラヤ連邦として念願の独立を達成しました。1963年にシンガポール、サバ、サラワクを加えてマレーシア連邦を成立させましたが、1965年にシンガポールが脱退したため、現在のマレーシアとなりました。
多民族、多文化が共存するマレーシアは、1971年にイスラム教を国教とする、マレー語を公用語とする、マレー系住民に優先的地位を与えるなどの『ブミプトラ政策』と、1981年の日本、韓国を見習えという『ルック・イースト政策』を実施し、マレーシアは1971年から1990年までの間、平均6.7%の経済成長率を達成し、さらに1992年には『ビジョン2020』を提唱し、2020年までに先進国の地位実現に向けて発展を続けています。
東南アジア一の高さを誇るツインタワーで知られる近代都市クアラルンプール、マラッカ王国の誕生地マラッカ、マレーシアを代表するリゾートアイランド、ペナン島やランカウイ島、美しい風景や手つかずの大自然が広がるマレーシアを訪れる旅行者は、世界各地から約2,364万人、日本人は約39万5千人(2009年)に達しています。
言語:マレー語、英語
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