1866年にノロダム王が首都をウドンからプノンペンに遷都した時に建立した宮殿。当初は木造の宮殿でしたが、1919年、シソワット王の時代に再建され現在の姿になりました。1919年に帰国した前国王のシアヌーク殿下、2004年に即位したシアモニ国王の居城兼公務の場になっています。宮殿内は見学できませんが、外観は見学できます。広い敷地内にどっしり構える即位殿は、幅約30m、長さ約59mの建物で、仏塔を頂いた約50mの尖塔と、黄色い屋根が印象的です。 |
王宮の南側に隣接し、王室の仏教行事が行われる寺。ノロダム時代に創建され、1963年にシアヌーク国王によって再建されました。大理石の支柱と、回廊が美しい寺院は「銀寺」と呼ばれ、寺院内の床には、20cm四方の銀のタイル5329枚が敷き詰められています。寺院の中央には、シソワット王が寄進した25カラットにもなるダイヤモンド2086個をちりばめた王冠を戴く黄金の仏像が安置されています。 |
市内の小高い丘の上に、1372年、ペン夫人が創建した歴史ある寺。プノンペンは、ペン夫人の丘という意味で、町の名前の由来にもなっています。何度も建て直され、現在の建物は1926年再建されたもの。本堂には黄金の仏像が置かれ、たくさんの仏像が取り囲むように祭られ、参拝する人々の線香の煙が漂っています。本堂の裏にはペン夫人を祭った祠があります。 |