コルドバは、スペイン南部、アンダルシア地方の中北部、グアダルキビール川の中流北岸に位置するイスラムの古都。紀元前にローマ帝国が建設し、西ゴートの支配を受けたのち、711年にイスラムの侵略が始まり、756年に後ウマイヤ朝が都を置き、西イスラムの中心地になりました。『西方の宝石』といわれ、8〜11世紀初頭にはイスラムは最盛期を迎え、メスキータ(世界最大級のモスク)をはじめ、300余のモスクが建造され、人口も100万を超える大都市に発展しましたが、1236年にキリスト教徒のカスティーリャ王国に占領されてイスラムの町は衰退しました。イスラムの遺産であるメスキータと、それを囲むように白壁の家並みが続く旧ユダヤ人街は世界遺産に登録されて、スペイン観光の重要な見どころになっています。また、ユダヤ人街は、手入れの行き届いたパティオを持つ邸宅が多く、毎年5月に催されるパティオ祭では、パティオを公開。季節の美しい花々で飾られた花の小径も人気の観光コースになっています。
言語:スペイン語
人口:約32万人
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