JALの取り組み

アクセシビリティ向上に向けて
~JALグループ アクセシビリティに関するサービスポリシー~

JALグループは「誰もが旅を通じて、より豊かな人生を楽しめる社会の実現」を目指しています。
「国連国際障がい者の10年」(1983-1992年)を機に、優しい旅の提供を目指し積極的な取り組みをスタート。
「サービス委員会」を設置し、お体の不自由なお客さまや病気やけがをされているお客さまに対して「プライオリティ・ゲスト」という呼称を導入、サービスハンドブックを制作し、1994年他社に先駆け日本の航空会社として初めて専用デスク「プライオリティ・ゲストセンター」を開設しました。以来、長年の「プライオリティー・ゲストセンター」の運営、社内のサービス介助士資格者を活用した人材育成をベースに、日々の運航や障がい者スポーツ各種競技団体への輸送協力などで培ったノウハウを活かし、お客さまそれぞれの状況に寄り添ったサービスの提供を行っています。
また、2020年4月より「プライオリティ・ゲスト」という呼称を廃止。さらに、よりわかりやすく、またグローバルスタンダードに合わせた名称として「お手伝いを希望されるお客さま(英語名:Special Assistance)」を導入しました。
これからも、移動にバリアを感じることなく旅に出ていただけることが当たり前となる社会を創るべく、私たちは、これまで培ったノウハウや実績を活かし、以下の「JALグループ アクセシビリティに関するサービスポリシー」に基づき、すべてのお客さまが利用しやすい環境づくりに取り組みます。

JALグループ アクセシビリティに関するサービスポリシー

私たちは社員の基本的な考え方である「JALフィロソフィ」をべースとして

  1. すべてのお客さまに、ストレスフリーを実現します
  2. すべてのお客さまに、さまざまな旅の選択肢を提供します
  3. お客さまや社会の皆さまと共に、旅を通じた楽しさ・豊かさを創出します

アクセシブルツーリズムの促進

移動にバリアを感じている方々が、安心してご旅行していただけるよう情報提供やサポート体制の整備を進めるとともに、より多くの旅の選択肢を提案していきます。

〔車いすでお楽しみいただけるデュアルスキーのツアを開催しました〕

障がい者スポーツを応援しています

JALグループは長年にわたり障がい者スポーツ選手や大会の支援を続けてまいりました。今後も障がいのある方々にスポーツを楽しんでいただく社会を実現すべく、これまでの知見を活かし取り組みをさらに強化していきます。

ご利用環境の整備

JALグループではお客さまに安心して安全にご利用いただくため、ご利用環境の整備に積極的に取り組んでおります。

  • 〔JAL木製車いす〕

  • 〔ミライスピーカー〕

  • 〔遠隔手話通訳サービス〕

情報の充実

お客さまに安心してご利用いただけるサポート、お手続きやご搭乗の流れなど、当WEBサイトに情報を充実させています。また、旅の魅力やヒントを伝える情報発信も続けていきます。

新着情報

スカイちゃれんじ

航空機でのご旅行が初めてのお客さまや、ご不安のあるお客さま、不慣れなお客さまに安心してご利用いただけるよう、JALオリジナルパンフレットをご用意いたしました。 写真とイラストで分かりやすく解説していますのでぜひご活用ください。

印刷の際は、A4サイズの紙に印刷してください。

PDFファイルをご覧いただく際は、「Adobe Reader」が必要です。お持ちでない方は以下よりご確認ください。

PDFファイルについてのご案内 PDFファイルについてのご案内

人財育成

全ての空港スタッフ・客室乗務員は、お手伝いを希望されるお客さまへのサポートに関する教育を受講しています。社内のサービス介助士資格者を活用した全空港スタッフへの教育による人材育成は2010年より開始され、現在も継続しています。障がいのあるの方へ接する際のマインドやエチケットを学ぶ他、障がいのあるお客さまへの寄り添い方・お手伝いの方法を実技も含めながら学んでいます。

サービス介助士資格=公益財団法人日本ケアフィット共育機構認定。高齢者や障がい者へのおもてなしの心と介助技術のための個人資格。

手話教育クラスなども積極的に開催しています。

また客室乗務員については、「誰もが安心し、笑顔で旅を楽しむことのできる機内環境の提供」を目指し、制約の多い機内環境に特化したサポートについて学ぶ客室乗務員独自のアクセシビリティに関する社内資格制度、「JAL Accessibility Assistant(アクセシビリティ アシスタント)」を2021年度に創設しました。資格構想段階より、JALグループの特例子会社である株式会社JALサンライト(https://www.jal.co.jp/jsl/)に所属する社員*が参画し、搭乗するにあたって障がいを感じる当事者の視点と客室乗務員の視点を掛け合わせ、インクルーシブな学習教材の作成を行いました。

車いす利用、視覚障がい、聴覚障がい、発達障がい、精神障がいのある社員
三段階ある資格のうち、最上位となるSpecialistを修めた乗務員が2024年度よりSpecialistバッジを着用して乗務を行っております。

株式会社JALサンライト

社会の皆さまとの連携

国際活動「The Valuable 500」への加盟について

2019年1月に世界経済フォーラム(ダボス会議)にて提唱された、障がい者の活躍推進に取り組む国際活動「The Valuable 500」へ加盟しました。JALグループ コミットメントは以下の通りです。

医療渡航をサポート

けがや病気による医療搬送や外国での治療・手術のための医療搬送を定期便にてお手伝いいたします。とりわけ心臓移植のための搬送をはじめ、小児医療搬送などに取り組み、お客さまの命をつなぐお手伝いを行っております。

心臓移植搬送は1994年ロサンゼルス渡航から始まり、これまで培ってきた専門知識を糧に積極的に渡航をサポートしております。

法律への対応について

「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」における「ハード・ソフト取り組み計画」について

JALグループは全てのお客さまに安心してご利用いただけるよう「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」に基づき、以下のとおり計画書を作成しています。

令和3年度 令和4年度 令和5年度 令和6年度
JAL

令和3年度

令和4年度

令和5年度

令和6年度

JTA

令和3年度

令和4年度

令和5年度

令和6年度

JAC

令和3年度

  • JACは、2020年10月25日搭乗分よりJALならびにJ-AIR、HACとの共同引受による運航を開始したことに伴い、令和3年度よりJALとして計画の作成・公表、取組状況等の報告・公表を行います。

令和4年度

  • JACは、2020年10月25日搭乗分よりJALならびにJ-AIR、HACとの共同引受による運航を開始したことに伴い、令和3年度よりJALとして計画の作成・公表、取組状況等の報告・公表を行います。

令和5年度

  • JACは、2020年10月25日搭乗分よりJALならびにJ-AIR、HACとの共同引受による運航を開始したことに伴い、令和3年度よりJALとして計画の作成・公表、取組状況等の報告・公表を行います。

令和6年度

  • JACは、2020年10月25日搭乗分よりJALならびにJ-AIR、HACとの共同引受による運航を開始したことに伴い、令和3年度よりJALとして計画の作成・公表、取組状況等の報告・公表を行います。

米国の法律について

米国航空アクセス法

当社が運航する米国路線では、米国航空アクセス法(the Air Carrier Access Act)に基づき、お体に障がいのあるお客さまが快適に航空機をご利用いただけるよう、各種サービスをご提供しております。ご利用に際してご質問、お困りのことがある場合には、空港の職員にお申し出いただきますと、CRO(Complaint Resolution Official)にご相談いただけます。
CROとは、米国の障がい者に関する適用規定についての特別な教育を受けているスタッフです。
当該法令につきましては、米国運輸省航空消費者保護部のウエブサイト(英語)でご確認いただけます。また、直接お問い合わせの際には以下をご利用ください。

米国運輸省航空消費者保護部のウエブサイト(英語)
米国国内からの電話の場合 Toll Free Hotline For Air Travelers With Disabilities
1-800-778-4838(TTY1-800-455-9880)
米国以外、および米国国内からの電話の場合 By Telephone to the Aviation Consumer Protection Division
202-366-2220(TTY202-366-0511)
郵便での問い合わせ By Mail to the Air Consumer Protection Division
C-75, U.S Department of Transportation, 1200 New Jersey Ave. SE, West Building,
Room W96-432, Washington, DC 20590

障がいのある航空旅客の権利章典

この権利章典は、航空会社アクセス法とその実施規則である連邦規則集 (CFR)第14巻パート382に基づいており、お身体に障がいのある航空旅行者の基本的権利について定められています。
権利章典の内容は以下をご参照ください。

障がいのある航空旅客の権利章典(米国運輸省Webサイト)(英語)

カナダ・アクセシブル交通法への対応について

当社が運航するカナダ路線では、カナダ運輸局(Canadian Transportation Agency)が定め、2020年6月25日から発効される障がいのある方のための法律「Accessible Transportation for Persons with Disabilities RegulationsATPDR)」に基づき、障がいのあるお客さまなど移動にバリアを感じるお客さまが快適に航空機をご利用いただけるよう、各種サービスを提供しています。
ご提供させていただくサービスの詳細およびご利用条件など、法令の詳細につきましては、カナダ運輸局のウェブサイト(英語)でご確認ください。また、サービス利用のご希望やご利用に当たりご不明な点やお困りのことがございましたら、JAL予約センターまでご連絡ください。

Accessible Transportation for Persons with Disabilities Regulations(ATPDR)ウェブサイト(英語)

車いすの機内収納について

米国発着便(グアムを含む)の一部の機材では1便につき1台まで手動式折りたたみ車いすに限り機内にてお預かりいたします。
ご希望のお客さまはご搭乗当日、空港にてお申し出ください。
ご利用条件(対象機材・収納可能な車いすのサイズなど)につきましては、ご予約時または空港にてご搭乗手続きの際に係員にお問い合わせください。
なお、機材変更などによりご利用いただけない場合もございますので、あらかじめご了承ください。

補助犬について

米国発着路線(グアム線/ハワイ線を含む)、カナダ発着路線では身体障がい者補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)以外のサービス犬(サイキアトリック・サービス犬、アラート犬など)についても、条件を満たす場合に限り客室内に同伴いただけます。身体障がい者補助犬(盲導犬、介助犬、聴導犬)以外のサービス犬(サイキアトリックサービス犬・アラート犬など)の客室同伴をご希望のお客さまは、以下の書類の提出が必要です。ご希望のお客さまは出発48時間前までにご相談ください。

日本在住のお客さま お手伝いを希望されるお客さま専用デスク
海外在住のお客さま 最寄りのJAL支店・営業所 最寄りのJAL支店・営業所

お問い合わせ

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よくあるご質問