大連市の中心になっている広場。帝政ロシアがパリのシャルル・ド・ゴール広場を模して造った広場で、中央に緑や噴水を配し、10本の大通りが放射線状に延びています。広場の周囲には、租界地時代に建てられた建造物が立ち、現在も中華人民共和国の各機関が利用しています。大連賓館(旧大和銀行)、中国銀行遼寧分行(旧横浜正金銀行大連支店)、遼寧省対外貿易経済合作庁(旧大連警察署)、鉄路局(旧満鉄本社)など壮麗で重厚な建物を見ることができます。 |
市の中心から南西に約5km。日本の租借地時代は“星が浦”と呼ばれていた海浜公園。星石があったところから、その名が付いたといわれています。弓状に広がるビーチは、夏は海水浴客でにぎわいます。公園内にはアジア最大の水族館「聖亜海洋世界」があり、人気のスポットになっています。 |
大連市から西に約60km、旅順は中国屈指の軍港がある町で、日露戦争当時の戦跡が残されています。旅順の戦跡の一つは二百三高地。高地を守るロシア軍と、丘の下から攻める日本軍と激しい攻防が繰返され、日本軍は死傷者約5万9,000人を出しました。この戦闘の総指揮官は有名な乃木希典将軍。高地を陥落させた将軍はこの丘を「爾霊山」と名付け、丘の上にこの文字を刻んだ忠魂碑が建てられています。 |