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▲望洋露天風呂。昼間は青い海を望み、夜は満天の星と月を眺めながら、温泉に浸かる。
雄大な海を一望できる伊豆の絶景温泉旅館
どこまでも続く青い海と空を眺めながら、波音に耳を澄ます。ここは静岡県の伊豆半島東海岸に位置する稲取温泉。稲取温泉は小さく突き出た岬にあり、その岬の先端に佇むのが「食べるお宿浜の湯」だ。眼前に遮るものは何もなく、館内の随所で絶景を望むことができる。
なかでも、最上階の8階は温泉フロアとなっており、景色とともに内風呂や露天風呂、寝湯、立ち湯などさまざまな湯浴みを楽しむことができる。特に「望洋露天風呂」には、ぜひ足を運んでほしい。全長約23メートルの広々とした湯船に浸かると、目の前はまさに大海原。まるで海にぷかぷかと浮かんでいるような錯覚に陥る。時折吹く潮風と心地よい湯温が長湯を誘い、心身の疲れがじんわりと溶けていくかのようだ。
温泉を満喫した後は、伊豆の魅力が詰まった海鮮料理を味わう。「“食べるお宿”という宿の名前のとおり、創業以来、料理にはこだわり続けています」と担当者は笑顔を見せる。金目鯛、鮑、伊勢海老など、旬の食材を使った料理はどれも絶品。ここは伊豆半島の海を五感で楽しめる宿だ。
(左上・右上)135平方メートルの露天風呂付きデラックスコーナースイートタイプ「海音-KANON-」。12帖の和室とベッドルーム、リビングがあり、展望テラスには専用の露天風呂が備えられた贅沢な空間。
(左下)濃厚で甘辛い秘伝のタレを使った名物、金目鯛の姿煮。朝食から提供される「朝から舟盛り」も大好評。
(右下)開放的なロビーラウンジ。
静岡県賀茂郡東伊豆町 食べるお宿 浜の湯
Tel:0557-95-2151
静岡県賀茂郡東伊豆町稲取1017
料金:26,550円~(1泊1室2名利用時の1名料金 夕・朝食付き 税・サービス料・入湯税込み)
チェックイン 15:00
チェックアウト 10:00
伊豆急行伊豆稲取駅から車で約5分、または徒歩で約20分。
Photo by Susumu Tsunoda
Text by AGORA
▲女湯の露天風呂。今治市大島で産出される「大島石」で造った湯船と、岩造りが野趣溢れる空間を演出。
日本の伝統美を極めた道後温泉の老舗旅館
日本最古の温泉ともいわれる愛媛県松山市の道後温泉。その昔、足を痛めた白鷺が湧き出る温泉で傷を癒やしたことが起源とされている。飛鳥時代には聖徳太子が来浴した伝承も残る。そして時を超え、文豪・夏目漱石や俳人・正岡子規も入浴したといわれる名湯だ。
そんな道後温泉の中心地に、1868(慶応4)年創業の老舗旅館「大和屋本店」がある。1996(平成8)年には建て替えられ、老舗の伝統を守りながら、ホテルの機能性とサービスを備えたおもてなしでお客さまを迎えている。
客室は全91室。伝統的な茶室の様式を取り入れた数寄屋造りの和室タイプと、ホテル同様の利便性を備えたモダンな洋室タイプがある。セミスイート和室は主室と次の間に床の間が設けられ、掛け軸や生け花が飾られた風情ある空間が旅情を誘う。客室で一息ついた後は、温泉へ。道後温泉本館と同じ引き湯で、アルカリ性単純温泉の柔らかな湯ざわりがなんとも心地よい。偉人たちをも魅了した温泉に浸かりながら、歴史に思いを馳せる。いつの時代も変わらない名湯とおもてなしがここには待っている。
(左上)全国でも珍しい、旅館に併設された能舞台。「宿泊中に日本の伝統芸能に触れてほしい」と担当者は話す。
(左下)瀬戸内の旬の食材を使った和食。そのほか、中国料理やフランス料理を選べるのも魅力。
(右上)セミスイート和室。各部屋に設えられた調度品にも注目。
(右下)数寄屋造りの門をとおって、日本庭園を眺めながら館内へ。
愛媛県松山市 大和屋本店
Tel:089-935-8880
愛媛県松山市道後湯之町20-8
料金:25,450円~(1泊1室2名利用時の1名料金 夕・朝食付き 税・サービス料・入湯税込み)
チェックイン 15:00
チェックアウト 10:00
松山空港から道後温泉駅へ、リムジンバスで約40分。道後温泉駅から徒歩約5分。
Photo by Makoto Kunisada
Text by AGORA