極上の渓谷美と温泉が札幌の旅を豊かにする

札幌中心部から豊平川の上流を目指して車を走らせると、1時間もかからずに定山渓温泉に到着する。札幌の奥座敷として愛されてきたこの温泉郷の入り口に佇むのは、1934年創業の「章月グランドホテル」だ。2021年4月に「月の満ち欠け」をコンセプトにリニューアルオープンした。まずは、美しい石庭が印象的なエントランスを抜けて、月の光を感じさせる静かなロビーでチェックイン。その先のラウンジへ向かうと、一面に渓谷の眺望が広がる。月夜のように穏やかな館内と、雄大な自然が互いの魅力を引き立てている。

客室はすべて渓谷に面し、4人まで宿泊可能なファミリールーム、温泉付きのプレミアムルーム、スーペリアツインルームなど9タイプ全50室が揃う。源泉掛け流しの温泉は、体の芯から温まる75℃のナトリウム塩化物泉で、「瞑想の湯」などユニークな貸し切り風呂も。自分らしく楽しめるようにと、こまやかな心遣いと大人の遊び心が感じられる宿だ。

例年10月上旬に紅葉が始まり、渓谷は見事に色づく。移りゆく自然を感じられる滞在は、旅の記憶を豊かに彩ってくれるだろう。

自然と一体となる特別な体験を

自然豊かな地にあるホテルだからこそ、滞在しながら、ここにある自然と一体となる体験をしてほしいー。そんな想いから“エクスペリエンスリゾート”として、沖縄本島の中央、西海岸に位置する恩納村に誕生したのが「AQUASENSE Hotel&Resort」だ。

まずロビーに入ると、海を感じる深い青。そしてエントランスの前に広がる水をテーマとした「アクアテラス」は、1年をとおして水面に反射する太陽の光を愉しめるようにと、さまざまな水の設備がエリアごとにデザインされている。プールや屋外ジェットバスなどを満喫しながら、自然が織り成す、水に映る光のアートを体験できる。

さらに、客室はすべてオーシャンビュー。バルコニーには全室屋外ジェットバスがあり、季節問わず沖縄の自然を体感できる。なかでも4室あるプールスイートには、加温式プライベートプールを設置。贅沢な空間で、刻一刻と変わる陽の光を感じながら、さまざまな表情を見せる美しい海を眺めていると、まさに自然のなかに溶け込んでいくような感覚になる。この特別な体験こそが、人生のかけがえのない思い出になるだろう。