地元客室乗務員とめぐる日本旅レポート

本州最北端・青森の自然美が育んだグルメとアートで心癒される冬旅へ 青森県

青森県マップ

本州最北端の青森県は、西の津軽半島と東の下北半島に分かれ、同じ県ながらそれぞれ独自の風土文化が今も息づく地。なかでも「斧の形をした半島」と言われる東部の下北半島は、かつて南部藩の領土だったことから南部地方と呼ばれ、南部鉄や南部せんべいの産地としても知られています。イタコで有名な恐山やマグロの町として知られる大間町など、青森観光の人気スポットもたくさん。今回はそんな下北半島にある三沢空港からスタートし、半島のつけ根に位置する歴史ある港町・八戸から内陸の津軽平野まで足を延ばします。

東北最果ての厳しくも美しい自然に鍛えられた青森は、海の幸や地酒などのグルメはもちろん、棟方志功や寺山修司、奈良美智をはじめ国内外で高く評価される芸術家を生んだ地でもあります。冬の自然を感じながら美食とアートに触れる旅へ、地元出身のJAL客室乗務員がご案内します。

地元出身客室乗務員とめぐる日本旅レポート

この「日本旅」をご紹介いただけます。
    • 青森が生んだ異才・寺山修司の遺品を公開している記念館です。「探す」をテーマにしたユニークな展示構成で、館内に並ぶ机の引き出しの中を懐中電灯で照らしながら寺山修司の軌跡を辿ります。舞台の演出にも懐中電灯を用いたという寺山修司ワールドに浸って楽しめる記念館です。
    • 寺山修司記念館
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    寺山修司記念館青森県三沢市大字三沢字淋代平116-2955
    • はまなす食堂
      • 三沢漁港入口にある「はまなす食堂」では、新鮮なほっき丼に舌鼓! 店によって少しずつ形が異なるというほっき丼ですが、ここはピンクと白のほっき貝に黄色い卵が添えられてきれいな花のよう。定食についてくる、ほっき貝のヒモと貝柱のぬた和えも絶品ですよ。
    はまなす食堂青森県三沢市鹿中1-527-1
    • 蕪島(かぶしま)は、ウミネコの巣を間近に見られる国内唯一の繁殖地。2月下旬から8月の繁殖期には3万羽以上のウミネコが現れるそう。漁場を知らせる鳥としても大切にされてきたウミネコを祀った「蕪島神社」では、繁殖期にウミネコからフンを付けられると「運気向上」の証明書をもらえるとか!
    • 蕪島
    • みろく横丁「わが家」
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    • ��八戸自慢のうまいもの�≠ェ揃う「みろく横丁」は、地元の人にも観光客にも人気の屋台街です。家庭的な居酒屋さん「わが家」で味わったのは、八戸名物のせんべい汁! 江戸時代後期に誕生した南部せんべいを鍋の具材として入れたのが起源だとか。今ではせんべい汁専用のせんべいを使うそうですよ。
    わが家青森県八戸市六日町10
    • 八戸散策でひと休みするなら、エスプレッソと手作りケーキが自慢の「Cafe×Cafe」へ。抹茶やフルーツ入りの日替わりロールケーキやシフォンケーキがおすすめです。ハートや葉っぱを描いてくれるラテアートは飲むのがもったいないくらい! ランチのフォッカチャも人気メニューだとか。
    • Cafe×Cafe
    Cafe×Cafe青森県八戸市十六日町48-3
    • 陸奥湊駅前市場
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      陸奥湊駅前市場JR八戸線 陸奥湊駅前
    • 朝から活気あふれる陸奥湊駅前市場では、八戸の新鮮な海の幸をその場で味わえます。好きなおかずを選んで場内でごはんとお味噌汁を買えば、お好み海鮮定食のできあがり! おかずは1品200円前後ですが、交渉次第ではオマケしてもらえることも。地元の方との会話も楽しめるひと時です。
    • グルメ巡りの後は青森県立美術館のアート散策へ。「遺跡の発掘現場をコンセプトにした」という建築もユニークで、特に高さ19mと巨大な「アレコホール」に飾られた、幅15m、高さ9mにも及ぶシャガールの舞台背景画は圧巻です。弘前出身の奈良美智氏が手掛けた巨大な「あおもり犬」も必見!
    • 青森県立美術館
    青森県立美術館青森県青森市安田字近野185
    • 津軽五所川原駅の前にあるコミュニティカフェ「でる・そーれ」では、地元食材をふんだんに使った料理を楽しめます。椎茸のいい香りが広がる店内で、地鶏の青森シャモロックと完熟トマトを使った人気メニュー「とまとシチュー」をいただきました。新しい郷土料理「津鉄汁」もおすすめです!
    • でる・そーれ(コミュニティカフェ)
    でる・そーれ 青森県五所川原市大町39
    • 津軽五所川原駅発ストーブ列車
    • 「でる・そーれ」の目の前、津軽五所川原駅を出発して津軽中里駅までを12月〜3月限定で走る「ストーブ列車」は青森の冬の名物。ストーブ列車乗車券があれば誰でも乗車可能です。車内販売のするめいかをダルマストーブで炙って地酒と一緒に楽しむ、これぞ津軽の冬旅ならではの醍醐味!

青森県の旅を終えて

青森といえば、何を思い浮かべますか?夏のねぶた祭り、紅葉の白神山地を想像されるのではないでしょうか?冬の青森も魅力満載です。旬の魚介類やあたたかい鍋、そして日本酒も(笑)。またストーブ列車からの冬景色も綺麗ですよ。
でも1番のお薦めは青森の人のあたたかさです。
今回故郷に帰って改めて実感しました。
私の大好きな青森がみなさまにとっても、また行って見たく(帰ってみたく)なる場所になれば嬉しいです。

日本航空株式会社羽田第2客室乗員部松山 昌子

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