地元客室乗務員とめぐる日本旅レポート

賢治と啄木ゆかりの岩手の城下町・盛岡で歴史めぐりと地元グルメを堪能。 岩手県

岩手県マップ

かつて約100年に亘って栄華を極めた奥州藤原氏の足跡が残り、さまざまな歴史と文化に彩られた東北の地・岩手。今回は、宮沢賢治にゆかりが深い花巻空港をスタートし、岩手の街観光の拠点となる盛岡市街へ。盛岡城の城下町の面影が残る町並みや、東北を代表する夏祭りのひとつ「盛岡さんさ踊り」で賑わう街の中心地を回りました。明治時代に建てられたルネサンス様式建築などの歴史的建造物も多い盛岡は、宮沢賢治や石川啄木が青春時代を過ごした街でもあります。

若き日の文豪の足跡を訪ねて盛岡散策を楽しむのも、また一興。また、盛岡といえば冷麺やじゃじゃ麺で知られる「麺文化」の街。地元で愛される名物料理めぐりも欠かせません。そんな盛岡の魅力を、地元出身のCAがご紹介。地元CAならではのセレクトが光る、ローカルグルメ満載の旅へご案内します。

地元出身客室乗務員とめぐる日本旅レポート

この「日本旅」をご紹介いただけます。
    • やぶ屋花巻総本店
      大きい画像をクリックすると、岩手県の魅力を動画でおたのしみいただけます。
    • 宮沢賢治も教員時代によく訪れたという、岩手名物「わんこそば」の老舗店です。わんこそばの由来は、約400年前に南部藩のお殿様が花巻城に立ち寄った際、上品にお椀に盛られた少量のそばを大変気に入って何度もおかわりした事が始まりだったとか。わんこそば10杯で、かけそば約1杯分。冷たいと思われがちですが、じつは温かいおそばです。噛まずに飲み込むように食べれば、ツルッと何杯でも食べられます!
    やぶ屋花巻総本店 岩手県花巻市吹張町7-17 TEL.0198-24-1011
      • 盛岡市街地の中心にあり、市民の憩いの場として親しまれている盛岡城跡公園です。「東北三名城」のひとつとして知られる城跡の白い石垣は、盛岡産の花崗岩を積み上げたもの。関東以北の石垣組みの平城としては、最大規模を誇っています。公園内には、石川啄木や宮沢賢治の歌碑も見られます。啄木や賢治も、この公園を歩きながら歌や物語を考えたのでしょうか?
    • 盛岡城跡公園(岩手公園)
    盛岡城跡公園岩手県盛岡市内丸1-37
    • 紺屋町番屋と呼ばれるレトロな消防番屋の近くにある、昭和11年創業の南部煎餅の老舗「白沢せんべい店」です。定番のゴマやピーナッツ味から、カボチャや抹茶風味まで20種以上の南部煎餅が揃います。南部煎餅の手焼き体験もできるので、さっそくチャレンジ! 鉄製の型に生地を挟んで焼いて……完成まで約3〜4分。焼きたてのやわらかい南部煎餅は、ここでしか味わえないおいしさです。
    • 白沢せんべい店
      大きい画像をクリックすると、岩手県の魅力を動画でおたのしみいただけます。
    白沢せんべい店 岩手県盛岡市紺屋町2-16 TEL.019-622-7224
    • 町家サロンピッピ
    • 盛岡市の鉈屋町近辺には、歴史ある「盛岡町家」が残されています。その中のひとつ、築120年以上の町家を改築した喫茶店「町家サロンピッピ」でひと休み。「平成の名水百選」にも選ばれている地元の名水「青龍水」で淹れた、美味しいコーヒーをいただきました。江戸時代から地元で重宝されている「青龍水」、今も水源のすぐ近くに掘られた井戸から水場まで引いているそうです。
    町家サロンピッピ 岩手県盛岡市鉈屋町3-6 TEL.019-626-2280
    • 毎年8月に開催され、全国から約130万人が訪れる「盛岡さんさ踊り」を見ることができました!「和太鼓の数が世界一の祭」としてギネスにも登録された(2007年)、賑やかなお祭りです。「サッコラチョイワヤッセ」という独特のかけ声と太鼓に合わせて、踊り子が中央通り一帯を練り歩きます。パレードの最後には、一般の人も参加できます。子どもの頃から毎年楽しみだった「さんさ踊り」を久々に見て、とても懐かしい気分になりました。
    • 盛岡さんさ踊り
    • 夕食は、岩手産の食材にこだわった料理が自慢のお店へ。新鮮な野菜や魚介類をふんだんに使ったメニューは、どれもおすすめ! わんこそばや冷麺など「麺文化」が盛んな岩手ならではの、県内産の小麦粉を使用した「南部生パスタ」も楽しめます。岩手や東北の地酒も揃い、なかでも盛岡の地ビール「ベアレン・クラシック」は、コクのある味わいで私のお気に入りです。
    • ヌッフデュパプ
    ヌッフデュパプ 岩手県盛岡市大通2-4-22 サンライズタウン4F TEL.019-651-5050
    • 神子田朝市
    • 翌朝は早起きして、盛岡市民の台所として親しまれる「神子田(みこだ)朝市」へ。朝5時から始まる市場には、地元の人の生活を支える生鮮食品や生活用品のお店が並びます。神子田朝市でぜひ味わっていただきたい名物料理が、すいとんの一種「ひっつみ」。しょうゆベースの汁に、朝市で仕入れた新鮮な野菜とツルツルもちもちの「ひっつみ」がたっぷり。私も大好きな味です!
    神子田朝市 岩手県盛岡市神子田町20-3 TEL.652-1721
    • 「盛岡で知らない人はいない」と言われるほど人気のパン屋さんがこちら。大きなコッペパンに、約60種類もの具材やジャムをお好みで挟んでくれます。具材は2種類から選べるので、私は「オリジナル野菜サンド」に「タマゴサラダ」をトッピング! ちなみに人気の組み合わせは、1個で1,000kcalを超えると噂の「あんバター」。バターの塩味とあんこの甘さが絶妙です。ぜひ体験してみてくださいね。
    • 福田パン
    福田パン 岩手県盛岡市長田町12-11 TEL.019-622-5896
    • 盛岡では、前日飲みすぎた時に「『朝じゃじゃ』食べに行こうか!」と言えば、ここ「白龍」のこと。それぐらい定番の人気店です。冷麺、わんこそばに続く盛岡三大麺のひとつ「じゃじゃ麺」は、仙台味噌をベースにした肉味噌が特徴。「白龍」では、先代が旧満州で食べた味を基に、盛岡の人々の口に合うように独自の味つけでひと手間加えた美味しさをお楽しみいただけます。食後の皿に、麺のゆで汁と溶き卵を入れて作るスープ「チータンタン」も忘れずに!
    • 白龍(パイロン)
    白龍 岩手県盛岡市内丸5-15 TEL.019-624-2247
    • もりおか啄木・賢治青春館
    • 盛岡で多感な時期を過ごした宮沢賢治と石川啄木。彼らの青春時代と、当時の盛岡の様子を紹介する記念館です。建物は、明治43年に竣工されたロマネスク風建築の「旧第九十銀行」。館内には竣工当時の街のジオラマ模型もあり、往時の街並みを楽しむことができます。啄木と賢治の貴重な初版本も必見ですよ。
    もりおか啄木・賢治青春館 岩手県盛岡市中ノ橋通1-1-25 TEL.019-604-8900
    • 境内の奥に立つ3つの巨石が圧巻の神社です。かつて、この地方で悪さをする鬼に困り果てた住民が、三ツ石の神様に祈ったところ、鬼はたちまち石に縛り付けられました。鬼は「二度と悪さをしない」と誓い、その印に三ツ石に手形を残したとか。この手形が「岩手」の県名の起源だとも伝えられています。また、鬼退治に喜んだ住民たちが踊り明かしたことが、「さんさ踊り」の起源とも。伝説が多い神社ですが、とにかく高さ6mもの石の大きさには圧倒されます。
    • 三ツ石神社
    三ツ石神社 岩手県盛岡市名須川町2-1 TEL.019-651-4111
    • 盛岡八幡宮からまっすぐ伸びた通りに建つ、築60年以上のおしるこ屋さんを改装した素敵なカフェです。一杯ずつエスプレッソマシンで淹れたコーヒーに、甘みのあるクリームを入れて飲むのがおすすめ。岩手県産の食材を使ったワンプレートメニューも女性に人気だとか。盛岡八幡宮の散策帰りにいかがでしょうか?
    • 和cafeよりどこ
    和cafeよりどこ 岩手県盛岡市南大通1-1-23 TEL.019-907-0090

岩手県の旅を終えて

いわて花巻空港に到着しますと、歌手のユーミンこと松任谷由実さんの「緑の町に舞い降りて」がイメージソングとして心地良く流れ、来る人を出迎えてくれます。この曲は松任谷由実さんが岩手に来られた際、その印象をモチーフに歌われたそうです。
岩手県は城下町の風情あふれる市街地をはじめ、青い空の下広がる緑の大地、三陸海岸、平安文化が漂う奥州藤原氏ゆかりの地、宮沢賢治が愛したイーハトーヴの世界など、見どころが盛り沢山です。
ぜひ、皆さまにも大自然が魅せる岩手の情趣を感じて頂ければと思います。

株式会社ジェイエア 客室乗員グループ大谷 彩香

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[当内容は2013年8月現在の情報です]

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