本州の最西端に位置する山口県。北は荒々しい日本海、南は穏やかな瀬戸内海と三方を海に囲まれ、また全長約500kmに及ぶ中国山地の西端を抱くこの地の最大の魅力は、何と言っても雄大でバラエティに富んだ大自然にあります。北と南で異なる表情をみせる海岸線、国内最大級のカルスト台地と鍾乳洞が広がる秋吉台国定公園、そして各地に点在する原生林や渓谷美。各所で息を呑むようなダイナミックな自然に触れることができます。また本州最西端という立地条件ゆえ、山口県は歴史上でも何度も重要な役割を果たしてきました。
古くは大陸文化の交流地点として、また源平合戦の舞台として、そして室町時代には「西の京」と謳われるほどの栄華を極め、幕末には高杉晋作や木戸孝允など名だたる志士を生み……数々の歴史の足跡を訪ねて歩くのも、山口を旅する楽しみのひとつです。山口県出身のJAL客室乗務員が、自然・歴史・文化のどれを取っても見応えたっぷりのエリアを、地元出身ならではのおススメ情報も交えてご案内します。
山口宇部空港に到着してまず感じるのは、新鮮な空気と広大な自然です。今回は、子供の頃から慣れ親しんでいる秋吉台や秋芳洞、萩の城下町を旅したのですが、長い年月が築き上げた自然の神秘や幕末の歴史を改めて感じる事ができました。
また、三方を海に囲まれた山口県のもうひとつの魅力が、豊かな自然に育まれた山海の食材とお酒!伝統的な萩焼の器が、新鮮な食の味わいをいっそう引き立ててくれます。ふぐが有名な山口ですが、じつは夏みかんやかまぼこ、日本酒などの特産品も多いんですよ。
皆さまもぜひJALの翼で、“西の京”山口の自然や歴史を感じる素敵な旅を楽しまれてはいかがでしょうか。ゆったりとした時間の流れに心癒される旅となると思います。