地元客室乗務員とめぐる日本旅レポート

伊達文化が息づく地で杜の都・仙台と雄大な阿武隈川の自然文化に触れる旅 宮城県

宮城県マップ

日本三景のひとつ・松島で知られる宮城県。かつては「独眼竜」で知られる伊達正宗が治めた仙台藩の一部であり、今でも藩政時代に育まれた美意識高い「伊達文化」が息づいています。今回の旅は、宮城県のほぼ中心に位置する仙台空港からスタート。震災から逞しく復興しつつある一大都市・仙台の街散策と、宮城県南部の自然と歴史に触れる旅となりました。なかでも宮城県南部を語る際に欠かせないのが、全長239kmの東北を代表する大河・阿武隈川。

福島県と宮城県にまたがって流れるこの河の周辺では、四季折々の自然と日本の原風景を感じることができます。広大な川面を悠々と進む阿武隈川のライン下りでは、移り変わる両岸の景色と、長い時間をかけて刻まれた渓谷美に癒されるひと時を。阿武隈川から少し足を延ばした白石市内では、1995年に復元された優美な白石城と城下町の歴史風情を楽しめます。自然・歴史・文化にあふれた宮城の旅へ、地元出身の客室乗務員がご案内します。

地元出身客室乗務員とめぐる日本旅レポート

この「日本旅」をご紹介いただけます。
    • 東北第二の長さを誇る阿武隈川は、昭和初期まで物資輸送路としても欠かせない存在でした。そんな舟運時代の名残を感じられるのが、この舟下りです。往復約8kmを約1時間で楽しめる周回コースで、船頭さんのお話を聞きながらゆったりと景観を楽しみました。紅葉の季節には東北名物の「芋煮」を食べながら、冬にはこたつに入りながら舟下りを楽しめるそうですよ。
    • 阿武隈川ライン舟下り
      大きい画像をクリックすると、宮城県の魅力を動画でおたのしみいただけます。
    阿武隈川ライン舟下り 宮城県伊具郡丸森町字下滝12 TEL 0224-72-2350
    • 齋理屋敷
      • かつて阿武隈川の舟運事業で栄えた丸森町。ここで江戸時代から昭和にかけて七代続いた豪商・齋藤家のお屋敷が齋理屋敷です。一家は呉服や養蚕、味噌醤油の醸造など幅広い商売で栄えたとか。今では屋敷や蔵の多くが登録有形文化財に指定され、屋敷全体が明治の商家の暮らしぶりを伝える博物館になっています。豪華な調度品や美術品も数多く展示され、見ごたえたっぷりです。
    齋理屋敷 宮城県伊具郡丸森町字町西25 TEL 0224-72-6636
    • ランチは地元食材がこだわりの白石市「彩食処えびす」でいただきました。古民家を改築した店内にはアンティークや趣ある調度品が揃い、まさに隠れ家の様な癒し空間です。彩り多彩な美味しいお野菜や新鮮な食材を使った限定20食の【日替わりランチ】に、白石の特産品【白石温麺(しろいしうーめん)】をリクエスト。つるつると舌触りの良い短い麺の温麺は油をいっさい使わない製法で、消化に優しく、なんとダイエットにも良いそうですよ。オススメです!
    • 彩食処えびす
    彩食処えびす 宮城県白石市田町1-1-52 TEL 0224-25-3393
    • 沢端川散策
    • 白石市内を流れる沢端川は、かつて白石城を囲む三の丸外堀の役割を果たしていた歴史ある清流です。水音を聞きながら川沿いを歩くと、宮城県指定文化財の【武家屋敷(旧小関家)】をはじめ、蔵の白壁を映す川面や、梅花藻が揺れる水の底、古い屋敷門や、桜並木に泳ぐ鯉など、城下町らしい様々な風景に出会えました。中央商店街にある、明治中期から大正期の豪商の屋敷【壽丸屋敷(すまるやしき)】では、当時の建築の佇まいを楽しむことができます。隣接する、蔵を改造したカフェ【Kitchen ORTO in 蔵楽】でひと休みするのもオススメです。
    片倉家中武家屋敷 宮城県白石市西益岡町6-52 TEL 0224-24-3030  壽丸屋敷 宮城県白石市中町48-5 TEL 0224-25-6054
    • 100基以上の赤い鳥居をくぐり抜け、白石のパワースポットとして注目されている「萬蔵稲荷神社」へ。商売繁盛・五穀豊穣・良縁子授けのご利益を願い、地元の方だけでなく遠方からも参拝客が訪れるそうです。境内に入ると、優しく微笑む表情でお出迎えする一対のお稲荷様が。雄の狐は蔵の鍵を持ち、雌の狐は子供をあやしています。家内安全と商売繁盛の守り神様だそうです。福を呼び寄せるという【縁呼び熊手】は縁結びの御守として人気で、さっそく私もお受けし良縁を祈願しました。
    • 萬蔵稲荷神社
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    萬蔵稲荷神社 宮城県白石市小原字馬頭山6 TEL 0224-29-2351
    • 宮城が全国に誇る銘酒「一ノ蔵」の本社蔵では、解説を聞きながら蔵見学を楽しむことができます。大きな蔵の中で、今も40人ほどの職人の方々が手作りでお酒を仕込んでいることにびっくり。見学回廊に設けられたクイズなどで、楽しみながら酒造りの工程を学ぶうちに、あっという間に時間が過ぎました。見学後は、ここでしか入手できない本社蔵限定のお酒を試飲できます。酒造りの現場を見学したあとで飲む日本酒は、いつもよりおしいく感じられました。
    • (株)一ノ蔵
      大きい画像をクリックすると、宮城県の魅力を動画でおたのしみいただけます。
    (株)一ノ蔵 宮城県大崎市松山千石字大欅14
    • 仙台朝市
    • 「仙台の台所」として親しまれる「仙台朝市」は、仙台駅から徒歩5分の近さにある常設市場。平日昼間に営業しているのが、観光客にもうれしい限りです。青果や鮮魚を中心に70近いお店が並び、東日本大震災の時にも、震災の一週間後にはほぼ全店が販売を再開したそうです。くるりと曲がった「仙台曲がりねぎ」や、漬物で有名な「仙台長なす」などの地場野菜も揃います。市場が開く朝9時頃に訪れるのがオススメです。
    仙台朝市 宮城県仙台市青葉区中央4-3-28
    • 仙台散策のティータイムは、仙台のシンボル・広瀬川の近くに建つ人気のカフェで。オーナーが海外で集めたアンティーク家具が並ぶ店内も素敵ですが、晴れた日には広瀬川を一望できるテラス席が最高です。大学が近いこともあり、イベントや音楽ライブの会場になることも多いとか。おススメのメニューはスコーン。これだけ買いに来る人も多い人気メニューです。
    • カフェ「モーツアルト アトリエ」
    カフェ「モーツアルトアトリエ」宮城県仙台市青葉区米ヶ袋1-1-13 B1F

宮城県の旅を終えて

「よぐ宮城さござったなや〜(ようこそ宮城へお越しくださいました)」
私の生まれ故郷の宮城県は、春夏秋冬どの時期に訪れても快適で、四季折々の自然の変化とともに、食に、遊びに、温泉に、とにかく楽しみが尽きません。
今回この取材で私自身も宮城に帰ったばかりですが、これからの季節、新米に鮭とイクラをちりばめた名物の「はらこめし」や、美しい紅葉を眺めながらの温泉・・・・早くもまた帰りたくなってしまいます!!
訪れてくださった皆さまの喜ばれる笑顔が、私を含め宮城の人々のパワーになるはずです。
ぜひ、宮城に足をお運びいただき、宮城の魅力を存分に楽しんでいただければと思います。

宮城県レポーター 株式会社ジャルエクスプレス客室部 八巻 希

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[当内容は2013年9月現在の情報です]

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