古代から「吉備の国」と呼ばれて栄えた岡山県。ここは北を中国山地に、南を瀬戸内海に面した変化に富む地形と、温暖な気候に恵まれた豊穣の地。四国にも山陰にも近く、古くから文化交通の要所の役割も果たしてきました。岡山観光の拠点となる岡山市は、かつての大藩・備前岡山藩の城下町として潤い、その栄華の名残を「日本三大庭園」のひとつとして名高い岡山後楽園や、「烏城」の別名で親しまれる岡山城に感じることができます。岡山市から少し足を伸ばせば、江戸時代の蔵屋敷が建ち並ぶ人気の観光エリア・倉敷へ。
さらに、日本人なら誰もが知る桃太郎伝説ゆかりの地・吉備津では、名物の「きび団子」に舌鼓を打つのも旅ならではのお楽しみ。ほかにも新鮮な海の幸を贅沢に使った郷土料理「岡山ばら寿司」や、瀬戸内海で獲れる小魚「ままかり」の寿司もぜひご賞味を。歴史やグルメなどの見どころあふれる岡山の旅へ、地元出身のJAL客室乗務員がご案内します!
『晴れの国おかやま』という愛称で県民に親しまれているとおり、岡山県は温暖な気候で降水量が少ないことが特徴的です。
北部は山と温泉に恵まれ、南部は美味しい魚介類が採れる瀬戸内海が広がっています。岡山の郷土料理である、旬な山の幸と新鮮な海の幸が豪勢に盛られたばら寿司は絶品です!
今回の旅をとおして、文化遺産であり国宝に指定されている閑谷学校や吉備津神社本殿をはじめ、文化と歴史に育まれた岡山の魅力を再発見することができました。
また、日本三大庭園のひとつの後楽園では、四季を通じてさまざまに変化する景色をお楽しみいただけます。
ぜひ皆さんも、私の故郷である瀬戸内の懐かしい潮の香りと澄んだ山の空気を感じながら、ゆっくりと寛ぎのひとときを過ごしていただければと思います。