貸し出し酸素ボトルの操作方法

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貸し出し酸素ボトルの操作方法

  • はじめに
  • 酸素ボトルの操作手順
  • 酸素残量表示計の見方
  • アラームが鳴った場合の対処法

ここでは、傷病のお客さまへ、

貸し出し酸素ボトルの操作方法を紹介いたします。

はじめに

映像説明
2つの酸素ボトルのイラストが並ぶ。
1つは「医療用」の例、酸素マスクがついた酸素ボトル。持ち込み可能。
もう1つは「非医療用」の例、スプレー缶タイプの携帯用酸素ボトル。持ち込み不可。
医療用の酸素ボトルのイラストが赤丸で囲まれる一方、非医療用のイラストはグレーアウトし、持ち込みの可・不可をデザインの違いでも伝えている。

酸素ボトルは、航空輸送上危険物に該当しますが、
医療用の酸素ボトルに限って機内でご使用いただけます。

映像説明
貸し出し用の医療用酸素ボトルの映像。
各種操作スイッチがついた小箱型のコントローラが酸素ボンベの黒い容器と
チューブでつながっている。

JALでは医療用酸素ボトルの貸し出しを有料にて承っております。
事前のお手続きが必要となりますので、
お早めにJALプライオリティ・ゲストセンターにご相談ください。

映像説明
乗客が前の座席の下に置かれた酸素ボトルが入った専用袋を取り出す。
袋の上部のファスナーを開け、中身を取り出そうとする。

貸し出し酸素ボトルは、お客さまの前のお座席の下に、
バルブが閉まった状態で収納してあります。
操作はお客さまご自身で行っていただきます。

赤い丸の中に白で!が表示された、注意を促すマークのイラスト。
酸素ボトルの操作は医療行為にあたるため、
客室乗務員は操作することができません。
あらかじめご了承ください。

酸素ボトルの操作手順

  1. カニューラを差し込む
  2. 酸素容器のバルブを回す
  3. 流用設定ダイヤルを回す
  4. 電源を押す

酸素ボトルの操作手順は全部で4つです。

手順に沿って操作方法をご説明します。

映像説明
操作スイッチがついた小箱型のコントローラと、バルブなどがついた酸素ボトルの上部。
コントローラが赤い四角の枠で囲まれる。
スイッチ類がついている面がアップで映される。カニューラと表示された接続口にカニューラ(管)差し込む。

手順1 カニューラを差し込む。
まず、コントローラのカニューラ接続口に、カニューラをしっかりと差し込みます。

映像説明
酸素ボトル上部についているバルブが赤い四角の枠で囲まれる。
酸素ボトル上部についているバルブがアップで映される。
小さいつまみのバルブには、「しまる」「ひらく」の文字とそれぞれ回す方向をあらわす矢印が書かれている。
バルブの下に酸素残量表示計があり、0から20まで5刻みで数字が書かれている。
バルブを開く方向にひねる赤い矢印が表示される。バルブを開くと表示計の矢印が15を指す。
バルブの閉まる方向にひねる赤い矢印が表示される。開いたときの1/4の分量にバルブを回転させて閉める。

手順2 酸素容器のバルブを回す。
次に、酸素容器のバルブを反時計回り方向にゆっくりと回して全開にし、
1/4回転戻します。

映像説明
バルブを上から映している画像。バルブの横黒い取付ハンドルがあり、赤枠で囲まれる。
赤い吹き出しに、この黒い取付ハンドルは
酸素ボトルのバルブではありません。と表示される。

この黒い取付ハンドルは、酸素ボトルのバルブではありません。
触らないようご注意ください。

映像説明
酸素残量表示計の横についている灰色の設定ダイヤルが赤い四角の枠で囲まれる。
バルブを上から映している画像。設定ダイヤルを回すと、0.5から1.25まで0.25刻みで数値が切り替わる。
回す方向に矢印が表示される。奥に回すと数値が増え、手前に回すと数値が減っていく。

手順3 流量設定ダイヤルを回す。
流量設定ダイヤルを医師の処方どおりに合わせます。
流量設定ダイヤルを奥に回すと流量が増え、手前に回すと流量が減ります。

映像説明
操作スイッチがついた小箱型のコントローラと、バルブなどがついた酸素ボトルの上部。
コントローラが赤い四角の枠で囲まれる。
コントローラのスイッチ部分がアップで映される。
コントローラの右上に「同調」と「連続」と表示された切替スイッチ。
「同調」に切り替わった部分が赤い四角の枠で囲まれる。
同調スイッチの下にある電源スイッチが赤い四角の枠で囲まれる。指でスイッチを押し続け、電源を入れる。

手順4 電源を押す。
酸素供給モードの切替スイッチが「同調」になっていることを確認し、
緑色の運転表示灯が点灯するまで電源スイッチを押します。

映像説明
カニューラをつけた人の顔、目元から下の部分が映される。

以上の手順で酸素吸入が開始されます。

酸素残量表示計の見方

映像説明
酸素バルブ下の酸素残量表示計がアップで映される。
残量を示す半円形のメーターの、5から20の数値の範囲が赤い四角の枠で囲まれる。矢印は15を指している。
赤い吹き出しに、矢印が10から20の範囲→酸素が十分充填された状態
と表示される。
残量の数値が赤枠で囲まれ、矢印は5を指している。
赤い吹き出しに、
矢印が5から0の範囲
酸素残量が少なくなっています
と表示される。

酸素残量表示計は、矢印が10から20の範囲を指していれば、
十分に酸素が充填された状態です。
矢印が5から0の範囲を指している場合、酸素の残りが少なくなっています。
次の酸素ボトルをご用意ください。

アラームが鳴った場合の対処法

  • 吸気異常アラーム
  • 電池残量アラーム
  • ボンベ異常アラーム

当同調器には3種類のアラームがあります。
必要に応じてご対応ください。

映像説明
コントローラのスイッチのアップ映像。
電源スイッチの上にある「吸気異常」と表示された部分が赤い四角の枠で囲まれる。
吸気異常のライトが点滅し、点滅と同じ間隔で音が「ピー」と断続的に鳴る。

吸気異常アラーム
「吸気異常」と書かれたアラームは、
呼吸が30秒間以上検出されないことをお知らせします。
ライトが点滅し、0.5秒間隔の断続音が鳴ります。

映像説明
鼻カニューラをつけた人の目元から下の顔のアップ映像。
鼻カニューラが正しく装着されているか手でさわって確認する。

鼻カニューラが正常に装着されているか確認し、ゆっくり鼻呼吸をしてください。

映像説明
コントローラのスイッチのアップ映像。
電源スイッチ横の電池マーク部分が赤い四角の枠で囲まれる。
電池のライトが点滅している。点滅に合わせて一定間隔で音が「ピー」と鳴る。

電池残量アラーム
電池マークのついているアラームは、
電池が消耗していることをお知らせします。
ライトが点滅し、3秒間隔の連続音が鳴ります。
予備の電池と交換してください。

映像説明
コントローラのスイッチのアップ映像。
電池マーク部分の上にある「ボンベ異常」と表示された部分が赤い四角の枠で囲まれる。
ボンベ異常のライトが点滅している。点滅に合わせて一定間隔で音が「ピー」と鳴る。

ボンベ異常アラーム
「ボンベ異常」と書かれたアラームは、酸素容器のバルブが閉まっている、
もしくは酸素容器の残量がなくなっていることをお知らせします。
ライトが点滅し、3秒間隔の連続音が鳴ります。

映像説明
バルブを上から映している画像。酸素容器のバルブを手でひねって開けている。

酸素容器のバルブを開けてご対応ください。
バルブを開けてもアラームが鳴り続ける場合は、客室乗務員までお知らせください。

酸素ボトルをご利用のお客さまも安全に飛行機にご搭乗いただけます。
安心してご利用ください。

映像説明
赤い鶴が翼を広げたJALのロゴマーク
JAPAN AIRLINES